キャピタル世界株式ファンドは、世界の優良企業に分散投資するアクティブファンドとして人気を集めています。
しかし、ネット上では「キャピタル世界株式ファンドやめとけ」という声も少なくありません。
高い手数料や運用成績への不満など、否定的な評判を目にすると不安になりますよね。
「本当にキャピタル世界株式ファンドやめとけなのか?」「なぜやめとけと言われているのか?」
この記事では、キャピタル世界株式ファンドの実態について、運用方針や実績、口コミ評判まで徹底的に解説します。
しかし、より高いリターンを求める投資家の間では、ヘッジファンドという選択肢が注目されています。年利10%以上の実績を持つ優良ヘッジファンドとの比較も含めて、投資判断に必要な情報をお伝えします。
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投資初心者の方でも理解できるよう、専門用語を避けて分かりやすく説明していきます。
あなたの資産運用の判断材料として、ぜひ最後までお読みください。
キャピタル世界株式ファンドとは何か?基本情報とその特徴からはじめる
キャピタル世界株式ファンドは、世界中の成長企業に投資するアクティブ型の投資信託です。
運用を手がけるのは、90年以上の歴史を持つアメリカの資産運用会社「キャピタル・グループ」です。
日本だけでなく、先進国から新興国まで幅広い地域の株式に分散投資しています。
投資家のニーズに合わせて4つのコースが用意されており、それぞれ運用方針や為替ヘッジの有無が異なるのが特徴です。
キャピタル世界株式ファンドはどんな運用方針で運用されているか?
キャピタル世界株式ファンドは、長期的な成長が見込める企業を世界中から厳選して投資するという運用方針を採用しています。
単に株価が上がりそうな銘柄を選ぶのではなく、企業の競争力や成長性を詳しく分析します。
1931年から運用実績を積み重ねてきたキャピタル・グループの調査力を活かして、質の高い企業を見極めています。
投資先は日本を含む先進国が中心ですが、成長著しい新興国の企業にも一部投資します。
地域や業種を分散させることで、リスクを抑えながら安定したリターンを目指しています。
特に重視しているのが、次の3つのポイントです。
- 持続的な競争優位性を持つ企業
- 優れた経営陣による堅実な経営
- 長期的な成長が期待できるビジネスモデル
キャピタル世界株式ファンドが投資している注目銘柄
2025年3月時点の組入上位銘柄を見ると、世界をリードする大手企業が並んでいます。
順位 | 銘柄名 | 構成比率 |
---|---|---|
1位 | マイクロソフト | 2.8% |
2位 | メタ・プラットフォームズ | 2.5% |
3位 | 台湾セミコンダクター | 2.2% |
4位 | エヌビディア | 2.1% |
5位 | ブロードコム | 1.9% |
上位5銘柄の合計でも構成比率は10.5%程度です。
特定の銘柄に偏らず、幅広く分散投資していることが分かります。
組入銘柄数は全体で262銘柄にのぼり、一般的なアクティブファンドと比べてもかなり多めです。
これは分散投資によってリスクを抑える狙いがあります。

地域別では米国株が約54%を占めていますが、欧州やアジアの有力企業にも投資しています。
セクター別では情報技術が19.1%でトップ、次いで資本財・サービスが14.7%、ヘルスケアが14.6%と続きます。
4つのコースの特徴を解説
キャピタル世界株式ファンドには、投資スタイルに応じて選べる4つのコースがあります。
大きな違いは「分配金を出すかどうか」と「為替ヘッジをするかどうか」の2点です。
それぞれの特徴を整理してみましょう。
コース名 | 分配方針 | 為替ヘッジ | 向いている人 |
---|---|---|---|
キャピタル世界株式ファンド | 年1回 (成長重視) | なし | 長期で資産を増やしたい人 |
キャピタル世界株式ファンド (限定為替ヘッジ) | 年1回 (成長重視) | あり | 為替リスクを抑えたい人 |
キャピタル世界株式ファンド年2回決算 (分配重視) | 年2回 (分配重視) | なし | 定期的な収入が欲しい人 |
キャピタル世界株式ファンド年2回決算 (分配重視/限定為替ヘッジ) | 年2回 (分配重視) | あり | 分配金と安定性の両方を求める人 |
最も人気が高いのは、為替ヘッジなしで分配金を抑えた「キャピタル世界株式ファンド」です。
純資産総額は7,400億円を超える規模にまで成長しています。
円安の恩恵を受けやすく、分配金を再投資することで複利効果も期待できます。
長期的な資産形成を目指す投資家から支持されているコースです。
一方、年2回決算の分配重視コースも3,000億円を超える純資産総額があり、定期的な収入を求める層に人気があります。
各コースの基準価額とチャートの推移について解説
2025年7月時点での各コースの基準価額を確認してみましょう。
コース名 | 基準価額 | 設定来リターン |
---|---|---|
キャピタル世界株式ファンド | 33,173円 | +231.73% |
キャピタル世界株式ファンド (限定為替ヘッジ) | 17,800円 | +78.00% |
キャピタル世界株式ファンド年2回決算 (分配重視) | 19,914円 | +99.14% |
キャピタル世界株式ファンド年2回決算 (分配重視/限定為替ヘッジ) | 13,200円 | +32.00% |
為替ヘッジなしのコースが大きく成長している背景には、過去5年間で約40%も進んだ円安の影響があります。
2020年のコロナショック後、世界の株式市場は力強く回復しました。
米国のハイテク株を中心とした上昇相場の恩恵を受けて、基準価額は右肩上がりで推移してきました。
ただし、2022年には金利上昇の影響で一時的に調整局面もありました。
それでも長期で見れば、着実に成長を続けているファンドと言えるでしょう。
キャピタル世界株式ファンドの運用実績表から分析する
実際の運用成績を数字で見ていきましょう。
以下は各コースの過去のパフォーマンスデータです。
期間 | キャピタル世界株式ファンド | キャピタル世界株式ファンド (限定為替ヘッジ) |
---|---|---|
1年リターン | +3.98% | +6.71% |
3年リターン (年率) | +18.72% | +8.50% |
5年リターン (年率) | +19.18% | +10.20% |
10年リターン (年率) | +11.59% | +7.80% |
シャープレシオ (5年) | 1.18 | 0.72 |
為替ヘッジなしのコースは、過去5年間で年率18.34%という高いリターンを記録しています。
この差は主に円安の影響によるものです。
ドル円相場が105円から150円まで上昇したことで、外貨建て資産の価値が大きく膨らみました。
シャープレシオ (リスクに対するリターンの効率性) を見ても、為替ヘッジなしが1.18と優れた数値を示しています。
これは、取ったリスクに見合うリターンを得られていることを意味します。
直近1年も+3.98%のプラスリターンとなっており、堅調な回復傾向を見せています。
ただし、短期的な値動きの大きさは依然として考慮すべき点です。
長期投資を前提とすれば、10年間で年率11%以上のリターンは十分に評価できる水準です。
複利効果を考えると、100万円が10年後には約284万円になる計算になります。
キャピタル世界株式ファンドが「やめとけ」と言われるのはなぜ?
好調な運用実績を残しているキャピタル世界株式ファンドですが、ネット上では「やめとけ」という否定的な意見も目立ちます。
なぜこのような評価が出てくるのでしょうか。
投資を検討している方にとって、マイナス面もしっかり理解しておくことは大切です。
ここでは、キャピタル世界株式ファンドが「やめとけ」と言われる5つの理由を詳しく見ていきましょう。
やめとけの理由①:全世界株式(オルカン)と比べて運用成績がはるかに劣る
キャピタル世界株式ファンドと最も比較されるのが、低コストで人気の「eMAXIS Slim全世界株式 (オール・カントリー)」、通称オルカンです。
両者の運用成績を比べてみると、意外な結果が見えてきます。

項目 | キャピタル世界株式ファンド | eMAXIS Slim全世界株式 |
---|---|---|
1年リターン | +3.98% | +2.63% |
3年リターン (年率) | +18.72% | +16.12% |
5年リターン (年率) | +19.18% | +17.87% |
信託報酬 | 1.701% | 0.05775% |
過去の期間によってはインデックスファンドのオルカンに劣後する場面もありました。
直近では改善傾向にあるものの、このコスト差を継続的に正当化できるかが焦点となります。
しかも信託報酬の差は年間約1.65%。100万円投資したら、毎年1万6,500円も余分にコストがかかる計算になります。
ただし、2025年に入ってからは状況がやや改善しており、直近のパフォーマンスではキャピタル世界株式ファンドがオルカンを上回る場面も見られます。
これは、アクティブ運用の銘柄選択効果が発揮されている証拠とも言えるでしょう。
やめとけの理由②:組み入れ銘柄のセクター分散が甘く、バランスに欠ける
キャピタル世界株式ファンドのセクター構成を見ると、特定の業種に偏っていることが分かります。
セクター | 構成比率 |
---|---|
情報技術 | 19.1% |
資本財・サービス | 14.7% |
ヘルスケア | 14.6% |
一般消費財・サービス | 13.6% |
金融 | 12.8% |
上位5セクターで全体の約75%を占めており、成長株中心の偏ったポートフォリオになっています。
景気が良い時は問題ありませんが、不況時には大きな下落リスクがあります。
公益事業や生活必需品といった守りに強いセクターの比率が低いのも気になる点です。
また、地域別でも米国株が54%と半分以上です。
世界分散を謳いながら、実質的には米国依存度が高いファンドと言えるでしょう。
より高いリターンを求める方は、年利10%以上が期待できるヘッジファンドも検討してみましょう。
やめとけの理由③:組み入れ銘柄が割高(PERが高め)で投資リスクが高い
組入上位銘柄のPER (株価収益率) を確認すると、かなり高い水準にあることが分かります。
銘柄名 | PER |
---|---|
メタ・プラットフォームズ | 23.14倍 |
マイクロソフト | 33.91倍 |
テスラ | 164.16倍 |
エヌビディア | 39.70倍 |
イーライ・リリー | 59.72倍 |
特にテスラの164倍という数字は、明らかに割高な水準です。
将来の成長期待が織り込まれているとはいえ、リスクも大きくなります。
金利が上昇したり、業績が期待を下回ったりすれば、株価は大きく下落する可能性があります。
実際、2022年にはこうした成長株が大幅に調整する場面もありました。
割高な銘柄に投資することは、短期的な値動きの激しさにつながります。
安定運用を求める投資家には向かないかもしれません。
市場の下落に強い投資手法をお探しの方は、下落相場でも利益を狙えるヘッジファンドも検討してみましょう。
やめとけの理由④:分配金が高くても実質利回りは低いこともある
年2回決算の分配重視コースでは、年間800〜1,000円程度の分配金が出ています。
しかし、分配金の健全度は72.76% (過去1年)と、すべてが運用益から支払われているわけではありません。
つまり、分配金の一部は元本を取り崩して支払われている可能性があるということです。
見た目の利回りは高くても、実質的には自分のお金を受け取っているだけかもしれません。
実際、分配金なしのコースと比べると、基準価額の成長率は明らかに劣っています。
長期的な資産形成を考えるなら、分配金を我慢して再投資した方が有利でしょう。
やめとけの理由⑤:信託報酬が比較的高めに設定されている
キャピタル世界株式ファンドの信託報酬は年率1.701%。アクティブファンドとしても高めの水準です。
他の主要なファンドと比較してみましょう。
ファンド名 | 信託報酬 | 種類 |
---|---|---|
キャピタル世界株式ファンド | 1.701% | アクティブ |
グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド | 1.65% | アクティブ |
eMAXIS Slim全世界株式 | 0.05775% | インデックス |
楽天・全世界株式インデックス | 0.179% | インデックス |
オルカンと比べると約30倍もの手数料差があります。
1,000万円を10年間運用すれば、約165万円も余分にコストがかかる計算です。
高い手数料を正当化できるだけの運用成績を出せていない現状では、「コスパが悪い」と評価されても仕方ありません。
このような手数料の問題を解決したい方は、成功報酬制を採用するヘッジファンドという選択肢があります。
キャピタル世界株式ファンドの限界を突破|年利10%以上を安定して狙える代替投資手法3選
キャピタル世界株式ファンドには以下のような構造的な問題があります。
- 高い手数料:年率1.701%の信託報酬が利益を圧迫
- オルカンとの成績差:コスト差を正当化できない期間が存在
- 暴落時の脆弱性:下落局面で大きく値を下げるリスク
- セクター偏重:特定業種への集中でバランスに欠ける
これらの問題を根本的に解決し、より安定した高リターンを実現するのが代替投資手法です。
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「やめとけ」と言われつつも選ばれるキャピタル世界株式ファンドとは?
ここまで厳しい評価を見てきましたが、それでもキャピタル世界株式ファンドは多くの投資家に支持されています。
純資産総額が7,000億円を超える規模まで成長したのには、やはり理由があります。
ここからは、このファンドが持つ魅力的な側面を見ていきましょう。
新NISAで税金を気にせず投資できる
キャピタル世界株式ファンドの全4コースは、新NISA・成長投資枠の対象商品に指定されています。
年間240万円、生涯で最大1,800万円まで非課税で運用できるため、利益にかかる約20%の税金を気にする必要がありません。
たとえば1,000万円の利益が出た場合、通常なら約203万円の税金がかかります。
でも新NISAなら、この203万円がまるまる手元に残るわけです。
信託報酬が高めでも、非課税メリットを活用すれば、実質的なリターンを大きく改善できるでしょう。
長期運用で安定した成果を上げている
2007年の設定以来、キャピタル世界株式ファンドは着実に成長を続けてきました。
基準価額は約3.3倍に成長しており、18年間で年率平均11%以上のリターンを達成しました。
リーマンショックやコロナショックなど、大きな下落局面も乗り越えてきた実績があります。
短期的には値動きが大きいものの、長期で見れば右肩上がりの成長を続けています。
10年、20年といった長期投資を前提にすれば、十分に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
成長が期待できる世界の主要株に分散投資できる
組入銘柄を見ると、世界をリードする優良企業がずらりと並んでいます。
マイクロソフト、メタ、エヌビディアといった米国のハイテク企業から、台湾セミコンダクター、ノボ・ノルディスクなど各国の代表的企業までです。
個人では投資しにくい海外の成長企業にも簡単にアクセスできます。
262銘柄という豊富な投資先により、特定の企業や地域に依存しすぎないポートフォリオを実現です。
一つの企業が不調でも、他の銘柄がカバーしてくれる安心感があります。
運用会社の信頼性が高いと評価されている
キャピタル・グループは1931年にアメリカで設立された、90年以上の歴史を持つ独立系資産運用会社です。
世界中で約2兆ドル (約300兆円) もの資産を運用しており、その規模と実績は折り紙つきです。
日本でも15年以上の運用実績があり、多くの機関投資家からも信頼されています。
長期投資を重視する運用哲学を持ち、短期的な利益追求ではなく、じっくりと企業を見極める姿勢が評価されています。
優秀ファンド賞を受賞している
キャピタル世界株式ファンドは、外部の評価機関から数々の賞を受賞しています。
受賞年 | 賞名 | 部門 |
---|---|---|
2023年・2024年 | ウエルスアドバイザーアワード | NISA成長投資枠 WA優秀ファンド賞 |
2022年 | R&Iファンド大賞 | 外国株式コア部門 最優秀ファンド賞 |
2年連続でNISA部門の優秀ファンド賞を受賞したことは、長期投資に適したファンドとして高く評価されている証拠です。
これらの受賞は、単に運用成績だけでなく、下落局面での安定性や継続的な資金流入なども総合的に評価された結果です。
プロの目から見ても、優れたファンドと認められているのです。
実際どうなの?キャピタル世界株式ファンドの口コミ・評価を徹底調査
キャピタル世界株式ファンドについて調べていると、賛否両論の意見が飛び交っています。
実際に投資している人たちは、どんな感想を持っているのでしょうか。
ネット上の生の声を集めて、リアルな評判を確認してみました。
良い評判・口コミについて解説
長期投資をしている人からは、安定した成長を評価する声が多く見られました。
「10年以上持ち続けて資産が2倍以上になった」「NISAで放置しているだけで順調に増えている」といった、実績を評価するコメントが目立ちます。
特に好評なのが、米国の大手テック企業への投資比率の高さです。
「マイクロソフトやエヌビディアなど、成長企業にまとめて投資できるのがいい」という意見も多数ありました。
また、新NISAとの相性の良さを指摘する声もあります。
「分配金なし・ヘッジなしは長期積立にぴったり」「非課税枠を最大限活用できる」といった実用的な評価が寄せられています。
悪い評判・口コミについて解説
否定的な意見で最も多いのは、「オルカンで十分」という声です。
「成績がほぼ変わらないのに手数料だけ高い」「アクティブで年1.7%は高すぎる」といった、コスト面での不満が目立ちます。
セクターの偏りを心配する意見も少なくありません。
「結局アメリカとハイテクに偏ってる」「分散投資と言いながら実質的に集中投資」という指摘もありました。
短期的な値動きの大きさに不安を感じる投資家もいます。
「2024年8月の下落で焦って売ってしまった」「暴落時に耐えられる自信がない」といった、メンタル面での課題を挙げる声も見られます。
掲示板での評判を確認
Yahoo!掲示板などの投資家コミュニティでは、より詳しい議論が交わされています。
経験豊富な投資家からは「長期なら問題ないが、短期では向かない」という冷静な分析があります。
「10年スパンで考えるなら悪くない選択」という意見が支持を集めていました。
一方で、初心者からは「どのコースを選べばいいか分からない」という戸惑いの声もあります。
4つのコースの違いが複雑で、選択に迷う人が多いようです。
興味深いのは、「キャピタル世界株式ファンドとオルカンの両方に投資している」という声があります。
リスク分散の観点から、複数のファンドを組み合わせる投資家も増えているようです。
2025年の掲示板では、
- 「なんだかんだ言いながら優秀なファンドだよ」
- 「いいね〜😻⤴️ もう一声📈😸」
といった前向きな評価も見られます。一方で、
- 「足りない😾 📈😸」
- 「頑張れ!私も頑張るから、頑張れ!」
など、さらなる上昇を期待する声も目立ちます。
※掲示板引用:キャピタル 世界株式ファンド【9331107A】|Yahooファイナンス掲示板
今後期待できる?キャピタル世界株式ファンドを分析
キャピタル世界株式ファンドへの投資を検討する上で、今後の見通しは重要なポイントです。
世界経済の動向や金利環境、為替相場など、さまざまな要因がファンドの成績に影響を与えます。
2025年7月現在の市場環境を踏まえて、どんな投資家に向いているのか分析してみましょう。
IMFの予測では、2025年の世界経済成長率は3.2%と前年より若干改善する見込みです。
米国経済も2.7%成長が予想されており、堅調な推移が期待されています。
金利面では、FRBの政策金利が5.25〜5.50%で推移しており、インフレ抑制効果が表れています。
成長株にとってはやや厳しい環境が続いていますが、企業業績の改善により株価は底堅く推移しています。
為替については、ドル円相場が160円台から145円台まで調整しました。
円高進行により、為替ヘッジなしコースの優位性は一時的に薄れていますが、長期的な円安トレンドは継続すると予想されます。
- おすすめする投資家のタイプ
- おすすめしない投資家のタイプ
おすすめする投資家のタイプ
キャピタル世界株式ファンドは、10年以上の長期投資を前提にできる人に向いています。
短期的な値動きに一喜一憂せず、じっくりと資産を育てたい投資家にはぴったりでしょう。
過去の実績を見ても、長期保有すれば着実なリターンが期待できます。
また、世界の成長企業にまとめて投資したい人にもおすすめします。
個別株投資の手間をかけずに、プロの選んだ優良企業に分散投資できるメリットは大きいです。
新NISAの成長投資枠を活用したい人にも適しています。
非課税メリットを最大限に活かせば、高めの信託報酬もカバーできるでしょう。
おすすめしない投資家のタイプ
一方で、コストを極限まで抑えたい人には向きません。
信託報酬1.701%は決して安くはなく、低コストのインデックスファンドと比べると見劣りします。
手数料に敏感な投資家は、オルカンなどを選んだ方が満足度は高いでしょう。
短期的な利益を狙う人にも不向きです。
値動きが大きく、タイミングを計った売買は難しいファンドだからです。
リスクを極力避けたい保守的な投資家にもおすすめしません。
成長株中心のポートフォリオは、市場の下落局面で大きく値下がりする可能性があります。
よくある質問
キャピタル世界株式ファンドについて、多くの投資家から寄せられる質問をまとめました。
- キャピタル世界株式ファンドは積立NISAで運用できますか?
- キャピタル世界株式ファンドの利回りと運用成績を教えてください。
- キャピタル世界株式ファンド(DC年金用)の評判はどうですか?
- キャピタル世界株式ファンドの基準価額とチャートの見通しを教えてください。
- キャピタル世界株式ファンド年2回決算(分配重視)の評価を教えてください。
まとめ
キャピタル世界株式ファンドは、世界の優良企業に分散投資するアクティブファンドとして、多くの投資家に選ばれています。
「やめとけ」と言われる理由は明確です。
オルカンと比べて運用成績が劣る、信託報酬が高い、セクターや地域の偏りがある、といった点は無視できません。
それでも長期的な運用実績は優秀で、新NISAでの非課税運用や世界的な優良企業への分散投資といったメリットもあります。
結局のところ、投資判断は個人の目的や期間によって変わります。
10年以上の長期投資を前提にできるなら選択肢の一つになりますが、コストを重視するならインデックスファンドの方が良いでしょう。
また、より高いリターンを求める方は、年利10%以上を狙える代替投資手法も検討してみることをおすすめします。
大切なのは、メリット・デメリットを理解した上で、自分に合った投資先を選ぶことです。
この記事が、あなたの資産運用の参考になれば幸いです。
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