ひふみプラスの今後の見通し|やめたほうがいい?まだ上がる?賢い投資戦略とは

ひふみプラスの評判

ひふみプラスへの投資を検討する際、最も気になるのは将来性ではないでしょうか?

直近の運用成績を見て、投資を続けるべきか悩んでいる方が多いのが現状です。

率直に申し上げると、近年のひふみプラスの運用には多くの課題があります。2018年以降の成績低迷、年率1.078%の高い信託報酬、暴落時の大幅下落など、複数の構造的問題を抱えているのが現実です。

この記事では「ひふみプラスの今後の見通し」や「やめた方がいい理由」を詳しく解説していきます。

また、ひふみプラス以上のリターンが期待できる代替投資先として、事業融資で年利12%固定を実現するハイクアインターナショナル」や、2024年に年利25%を達成したアクション」など、真に投資価値のあるファンドもご紹介します。

投資判断に必要な情報を分かりやすくまとめましたので、最後までぜひチェックしてください。

目次

ひふみプラス今後の見通しはどうなる?やめた方がいいか検証【2025年最新】

2025年のひふみプラスを取り巻く環境を分析すると、政策リスクやインフレ圧力などの逆風要因がある一方で、賃上げ期待や設備投資意欲の強さなどの追い風要因もあり、長期的には緩やかな成長が期待できます。

具体的な懸念材料と好材料を整理してみましょう。

ひふみプラスの今後を左右する懸念材料
  • 米国のトランプ政権による政策リスク:関税引き上げなどで世界経済が減速する可能性
  • 物価上昇圧力:食料品を中心とした物価高が消費者マインドに悪影響を及ぼす
  • 円高基調への転換:日米金利差の縮小により輸出関連企業の業績に悪影響の可能性
  • ひふみプラスの成長株への偏重:バリュー株が優位な相場では相対的に劣後するリスク
ひふみプラスの今後を左右する好材料
  • 春闘での高い賃上げ:2年連続で高水準の賃上げが実現し、個人消費の増加が期待
  • 企業の設備投資意欲:好業績や人手不足を背景に設備投資が景気を下支え
  • 半導体需要の回復:世界的な半導体需要の回復が電気機器セクターにプラス
  • インバウンド需要の増加:訪日外国人による国内消費の増加が継続

また、2025年特有の注目要因は以下のとおりです。

  • アクティビストの台頭:海外投資家による日本企業への買収提案が増加傾向
  • 金融規制の緩和:トランプ政権下で投資銀行の活動が活発化する可能性
  • AI相場の継続:2024年に続き、AI関連企業への投資機会が拡大
  • インフレ長期化:資産を持つ人と持たない人の格差拡大が予想される

全体として、マクロ環境の不確実性はあるものの、ひふみプラスは長期的な視点で日本の成長企業を発掘・投資する戦略を維持しています。

ただし、短期的に大きな利益を得たい場合は最適な投資先とは言えません。

過去の暴落時のパフォーマンスを見ると、日経平均株価やTOPIXに比べて下落幅が大きくなる傾向があります。

引用:ひふみプラス|Yahoo!ファイナンス

さらに、暴落時のマイナスを取り戻すのに数年かかっているのも事実。

ひふみプラスは長期の積立向きで、短期の価格変動には弱い特性があります。

短期~中期の下落が気になる場合は、動き方が異なる設計の投資先に切り替えることをおすすめします。

短期的な価格変動の影響を抑えつつ、長期的に安定したリターンを狙っていきたい方には、以下2つの投資先がおすすめです。

ひふみプラスからの乗り換えにおすすめの投資先
  • ハイクアインターナショナル:成長企業への事業融資で年利12%の固定配当を実現。事業融資なので日々の相場変動に影響されにくい。
  • アクション:2024年度年利+25%の実績を達成。さまざまな手法と分散投資により下落相場でも利益を狙える

ひふみプラスとはどんな投資信託?

ひふみプラス
引用:ひふみプラス

ひふみプラスは国内成長株を中心とした能動的運用を行う投資ファンドとして位置づけられています。

レオス・キャピタルワークスが運用し、日本を根っこから元気にすることをコンセプトに掲げています。

ひふみプラスの運用責任者・組み入れ銘柄・分配金について解説

ひふみプラスの運用責任者は、藤野英人氏が務めています

藤野氏は2022年4月に一度運用から退いていましたが、成績不振を受けて2023年1月に運用責任者に復帰。同年10月には約4,000億円規模の大規模な銘柄入れ替えを実施し、成長株中心から大型バリュー株の比重を高める戦略転換を行いました。

藤野氏は長年の運用経験を持ち、日本企業の成長力を見極める独自の視点で投資先を選定しています。

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項目内容
運用責任者藤野英人
※2023年1月に運用責任者に復帰
組み入れ銘柄
(上位銘柄)
※2025年9月時点
フジ・メディア・ホールディングス
ソニーグループ
三菱UFJフィナンシャル・グループ
トヨタ自動車
富士通
※具体的な比率は月次レポートで確認可能
分配金年1回の毎決算時に分配
分配金額は基準価額水準や
市況動向等を勘案して決定
純資産総額約6,129億(2025年9月時点)
組み入れ銘柄数159銘柄(マザーファンドベース)

組み入れ銘柄を見ると、電気機器や情報通信、金融など幅広い業種に投資していることがわかります。

分配金については、委託会社の判断で分配を行わない場合もあるため注意が必要です。

掲示板でわかるひふみプラスのリアルな評判と口コミ

Yahoo!ファイナンスなどの掲示板では、ひふみプラスに対する様々な意見が交わされています。

良い評判としては、「少額の積立でも利益が出始めた」「NISA利用で長期的にプラス収益を実感」といった声があります。

一方で悪い評判には、「直近の成績の伸びが弱い」「信託報酬が高い」といった指摘も見られます。

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主な内容
良い評判・藤野氏の復帰で期待感が高まっている
・長期保有で含み益が出始めた
・NISA口座での積立投資に適している
・2016年から投資して優良投信と実感
悪い評判・フジテレビ株の組み入れに疑問の声
・信託報酬1.078%は依然として高い
・インデックスファンドとの成績差が縮小
・純資産が大きくなりすぎて機動的運用が困難

投資家の期待値や投資期間によって評価が分かれているようです。

ひふみプラスと【ひふみ投信】【ひふみワールドプラス】を比較して違いをチェック

ひふみシリーズには3つのファンドがありますが、それぞれ特徴が異なります。

主な違いを比較表でチェックしてみましょう。

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項目ひふみプラスひふみ投信ひふみ
ワールドプラス
投資対象主に国内株式主に国内株式海外株式
購入場所証券会社レオス・
キャピタルワークス
(直販)
レオス・
キャピタルワークス
(直販)
信託報酬1.078%1.078%1.628%
3年リターン
(年率)
+8.69%+8.50%+14.93%
購入手数料最大3.3%0%最大3.3%
新NISA対応成長投資枠対象
つみたて投資枠対象
成長投資枠対象
つみたて投資枠対象
成長投資枠対象

3ファンドとも分配金なしの複利運用型で、利益は基準価額の上昇として投資家に還元される仕組みとなっています。

現在ひふみワールドプラスの組み入れ上位は米国株が約50%を占めており、米国市場の好調と円安の影響でリターンに差が出ています。

安定的な成長を期待するなら国内中心の2つのファンド、より高いリターンを狙うならひふみワールドプラスを選ぶと良いでしょう。

ただし、いずれも株式を投資対象とするため、あわせて運用するなら「オルタナティブ投資」でリスクの平準化を図ることもおすすめです。

他の投資信託と比較して、より高いパフォーマンスを目指したい方は、こちらの記事も参考にしてください。

ひふみプラスが「やめた方がいい」と言われる4つ懸念点

ひふみプラスには投資を検討する上で知っておくべきデメリットがあります。

ここでは、やめた方がいいと言われる4つの懸念点を詳しく見ていきましょう。

懸念点①運用コストの負担が重い

ひふみプラスの手数料は、他のインデックスファンドと比べて高い水準にあります。

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手数料の種類金額・率備考
販売手数料最大3.3%購入時にかかる
信託報酬年率1.078%運用・管理にかかる
監査費用年率0.0055%以内純資産総額にかかる

年間管理費用として1.078%が運用成果に関係なく継続的に徴収される仕組みは、特に長期保有において投資収益を圧迫する要因となります。

実際に掲示板でも「信託報酬が鬼高い」「やっぱりコストの重さが気になる」といった声が上がっています。

このような手数料の問題を解決したい方には、代替投資先として手数料無料の事業融資型ファンド「ハイクアインターナショナル」をおすすめします。

ハイクアインターナショナルは、投資家から集めた資金をベトナムの成長企業への事業融資に回し、その利息を原資として年12%の固定配当を分配する設計のファンド。

購入・運用・成功報酬といった各種手数料がかからないため、長期ほどコスト差が複利で効いて実質リターンを確保しやすい点が大きなメリットです。

>>ハイクアインターナショナルの詳細を見る

懸念点②市場急落時のリスク耐性

ひふみプラスは暴落局面で日経平均やTOPIXよりも大きく下落する傾向があります。

過去のパフォーマンスを見ると、アクティブファンドなのに指数を下回る下落率を記録しています。

  • 2018年の暴落時:日経平均以上の下落幅
  • 2020年コロナショック:TOPIXを上回る下げ幅
  • 2022年の調整局面:インデックスよりも大きな損失

暴落からの回復にも時間がかかり、マイナスを取り戻すのに数年必要なケースもあります。

リスクを抑えつつ年利10%以上を狙いたい人は、リスク耐性と高リターンを両立する以下の投資先もご検討ください。

リスク耐性と高リターンを両立するおすすめ投資先
  • ハイクアインターナショナル:成長企業への事業融資で年利12%の固定配当を実現。事業融資なので日々の相場変動に影響されにくい。
  • アクション:2024年度年利+25%の実績を達成。さまざまな手法と分散投資により下落相場でも利益を狙える

懸念点③大型化による運用制約

ひふみプラスは本来、日本の成長企業への投資で利益を上げてきました。

しかし運用額が大きくなるにつれて、成長株への投資がしにくくなっているのが現状です。

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時期成長企業への投資比率参考資料
2012年5月28.4%
(マザーズ・JASDAQ)
2012年05月度
月次レポート
2025年2月2.65%
(グロース市場)
2025年02月度
月次レポート

成長企業への投資比率は約13年で10分の1以下に減少しています。

これは中型・小型株の発行済株式数が少なく、大量に購入すると5%以上の保有で大量保有報告書の提出が必要になるためです。

成長株への投資が減ったことで、ひふみプラスの特徴的な運用パフォーマンスが失われつつあります。

このような課題を受けて、藤野氏は2023年10月に運用戦略を大幅に見直しました。現在は市場環境に応じてより柔軟な運用を心がけています。

ただし、成長株への投資比率が大きく低下している構造は、短期では元に戻りません。

成長企業・成長株への投資チャンスを逃したくない方は、以下の投資先もご検討ください。

成長企業・成長株への投資商品

懸念点④近年の運用成績低迷

2018年以降、ひふみプラスの運用成績は明らかに低迷しています。

2012年から2018年にかけては基準価額が約3倍に成長しましたが、その後は苦戦が続いているのが実情です。

ひふみプラスの暴落での弱さが分かるチャート
引用:ひふみプラス|Yahoo!ファイナンス
  • 2018年:-21.23%の大幅下落
  • 2021年:+3.32%とアクティブファンドとしては物足りない
  • 2022年以降:日経平均を下回る成績が続く

アクティブファンドでありながら、インデックスを上回れない年が増えているのは大きな問題でしょう。

安定的に高いリターンが得たい方や近年の成績が安定している商品をお探しの方は、2024年度の運用成績で年利10%以上を達成している以下の投資先をご検討ください。

安定的に高いリターンを得たい人におすすめの投資先
  • ハイクアインターナショナル:成長企業への事業融資で年利12%の固定配当を実現。事業融資なので日々の相場変動に影響されにくい。
  • アクション:2024年度年利+25%の実績を達成。さまざまな手法と分散投資により下落相場でも利益を狙える

ひふみプラスに向かない人の特徴とは?デメリットから読み解く

ひふみプラスのデメリットから、どんな人に向いていないのか見えてきます。

投資スタイルや性格によっては、他の選択肢を検討した方が良いケースもあるでしょう。

向かない人①海外株をメインに投資したい人

ひふみプラスの資産配分は、国内株式が90%以上を占めています。

資産の種類配分比率
国内株式92.80%
海外株式4.63%
現金等2.57%

海外株式への投資比率はわずか5%以下という状況です。

米国株やインド株などの海外市場で運用したい方には、ひふみワールドプラスの方が適しているでしょう。

ひふみワールドプラスなら、米国株を中心に120銘柄へ分散投資でき、リスクを抑えながら高いリターンも狙えます。

向かない人②価格変動に敏感な人

日々の値動きが気になってしまう方は、ひふみプラスへの投資を再考すべきかもしれません。

投資信託は個別株ほどではないものの、市場の影響を受けて価格が変動します。

特にひふみプラスはアクティブファンドなので、インデックスよりも値動きが大きくなる傾向があります。

「朝起きたら暴落していた」なんてこともあり得るのです。

値動きを気にし始めると、起床時や通勤時間、食事中まで相場チェックに時間を取られてしまうこともあります。

このような方には、価格変動の影響を受けにくいプライベートデットファンドなどの選択肢もあります。

基準価額が高いことは危ない?やばい?デメリットか検証

ひふみプラスの基準価額は2025年9月時点で66,687円と、かなり高い水準になっています。

「基準価額が高すぎて買いにくい」「今から買うのは危険では?」と心配する声も聞かれますが、これは大きな誤解です。

基準価額の高さは、その投資信託が過去にどれだけ成長したかを示す指標に過ぎません。

例えば、10,000円でスタートしたファンドが57,403円になったということは、約5.7倍に成長したという実績の証明なのです。

投資信託は1口から購入できるため、基準価額が高くても100円から投資可能な証券会社もあります。

むしろ基準価額が着実に上昇している事実は、運用が順調に行われている証拠と捉えることができるでしょう。

基準価額の高さが示すように、安定した運用実績を求めるなら、投資対象を厳選して絶対収益を目指すヘッジファンドも有力な選択肢です。

ひふみプラスの投資価値を支える3つの強み

ここまでデメリットを見てきましたが、ひふみプラスには魅力的なメリットもあります。

長期投資を考えている方にとって、見逃せない3つの強みを確認していきましょう。

時間を味方につけた資産形成の実現

ひふみプラスの最大の魅力は、長期的な視点で見た時の成長力です。

引用:ひふみプラス

2012年5月のスタート時点から現在まで約13年の期間において、1万円の投資元本が6万円超の評価額まで拡大し、約6倍強の成長を記録しています。

預貯金だけでは決して得られない、素晴らしいリターンといえるでしょう。

FXや仮想通貨のように短期間で大きな利益を狙うこともできますが、リスクが高すぎて長期的な資産運用には不向きです。

ひふみプラスなら、着実に資産を増やしていくことが期待できます。

国内外上場株を組み合わせた分散運用ができる

ひふみプラスは様々な業種の187銘柄に分散投資しています。

電気機器、情報通信、サービス業など、幅広い業界への投資で下落リスクを最小限に抑える工夫がされています。

  • 大型銘柄で守りを固める
  • 成長株で攻めの投資も実施
  • 市場環境に応じて柔軟に配分を調整

このような分散投資により、価格変動を抑えながら着実なリターンを目指しているのです。

さらに効果的な分散を求めるなら、オルタナティブ投資との組み合わせも検討してみてください。

ひふみプラスはNISA口座での投資が可能

ひふみプラスは、NISA (少額投資非課税制度) での投資に対応しています。

NISA口座内で購入すれば、配当金・分配金や値上がり益にかかる約20%の税金が非課税になります。

例えば40万円投資して10万円の利益が出た場合、通常なら2万円の税金がかかりますが、NISA口座なら10万円すべてが手元に残ります。

金融庁の審査基準をクリアした優良ファンドだからこそ、NISAへの採用が認められているのです。

節税効果を活用しながら、効率的な資産運用が可能になるでしょう。

ひふみプラスをNISAで運用するメリットは大きいですが、退職金の運用など、より大きな資金を効率的に増やしたい方は、NISAをどのように活用すべきか、こちらの記事も参考にしてください。

ひふみプラスは、すべての投資家に向いているわけではありません。

どんな人におすすめなのか、3つのタイプをご紹介します。

投資方針に共感する人

ひふみプラスには明確な投資哲学があります。

  • 「投資は危ない」という悪いイメージを変えたい
  • 志のあるお金と、志のある会社をつなぐ架け橋になりたい
  • 規模の大小を問わず、成長の可能性がある会社に投資する

つまり「投資とは単に利益を稼ぐものではなく、企業の成長をともに楽しむもの」という考え方です。

オンラインやリアルでの交流イベントも多く開催され、投資家同士のつながりも感じられます。

「投資の根っこを変えたい」という想いに共感できる方にはぴったりでしょう。

日本企業への投資を考えている人

ひふみプラスは日本の割安株への投資を得意としています。

割安株とは、本来の価値より低く評価されている株式のことです。

これを見つけるには洗練された投資技術と緻密な市場分析が必要ですが、個人で見つけるのは難しいのが現実です。

ひふみプラスなら、プロの目利きによる日本株投資が比較的簡単に実現できます。

実際、運用開始から5年で基準価額は約3倍に成長した実績もあります。

時間をかけて資産を増やしたい人

ひふみプラスは長期での資産形成を目指す人に適しています。

2012年5月の運用開始から2025年2月までの約13年間で、基準価額は約5.7倍に上昇しました。

短期間で見ると運用パフォーマンスが悪い時期もありますが、10年以上の長期運用では優れた成績を残しています。

じっくり腰を据えて投資したい方には良い選択肢となるでしょう。

なお、安定して年利10%以上を狙いたい方は、オルタナティブ投資も選択肢に入れてみてください。

ひふみプラスの購入先はここ!おすすめ販売会社を厳選紹介

ひふみプラスは、ほとんどの証券会社や銀行で購入できます。

ただし購入単位や手数料は販売会社によって異なるため、自分に合った販売会社を選ぶことが大切です。

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販売会社購入単位特徴
SBI証券100円以上1円単位ネット証券最大手、
つみたてNISA対応
楽天証券100円以上1円単位楽天ポイントで投資可能
マネックス証券100円以上1円単位米国株にも強い
三菱UFJ銀行1万円以上1円単位対面でのサポートあり

ネット証券なら100円から購入でき、初心者でも始めやすいのが魅力です。

銀行での購入は最低1万円からですが、窓口で相談しながら投資できる安心感があります。

手数料や利便性を考えると、ネット証券での購入が特におすすめといえるでしょう。ただし、より高いリターンを求める方は代替投資手法も検討してみてください。

ひふみプラスの限界を突破|年利10%以上を安定して狙える代替投資手法2選

「ひふみプラスはやばい?」「やめたほうがいいのかな?」とお考えの方に向けて、以下2つの代替投資手法をご紹介します。

厳選!ひふみプラスに代わる投資手法2選

ここまで見てきたように、ひふみプラスには以下のような構造的な問題があります。

  • 高い運用コスト:年率1.078%の信託報酬が利益を圧迫
  • 暴落時の脆弱性:市場下落時に指数以上の下落幅を記録
  • 成長株投資の限界:純資産拡大により小型成長株への投資が困難
  • 直近の成績不振:2018年以降、インデックスを下回る年が増加

これらの問題を根本的に解決し、より安定した高リターンを実現するのが代替投資手法です。

ひふみプラスの構造的問題に運用の不安を感じている方は、ぜひ以下でご紹介していく代替投資手法をご検討ください。

【年利12%】ハイクアインターナショナル

ハイクアインターナショナルは、ベトナムの成長企業に資金を供給し、年利12%の固定配当を目指すプライベートデット型のファンドです。

株式のように日々の価格が上下しにくい設計のため、ブレを抑えながら収益の積み上げを狙える点が特長です。

ハイクアインターナショナルの投資戦略

ハイクアインターナショナルでは、投資家から集めた資金を、ベトナムの成長企業「SAKUKO Vietnam(サクコ)」へ貸付し、その利息収入を分配原資とします。

サクコは、日本由来の生活消費・ヘルスケア領域を中心に小売・流通や関連サービスを多角展開してきた企業グループで、都市部の中間層拡大と内需の伸びを背景に店舗網・売上を伸ばしてきました。

ベトナムでサクコ社が展開している事業
  • 日本製品販売店「SAKUKO STORE」:35店舗
  • 日本でも人気のスイーツ店「BEARD PAPA」:11店舗
  • 日本人向けホテル「SAKURA HOTEL」:2店舗

グループ全体の売り上げは25億円で、従業員は500名以上。2025年にはベトナムUPCoM市場に上場を予定しており、今後さらなる成長が期待できる企業です。

また、マクロ面でもベトナムは若年人口比率の高さ、都市化の進展、生産拠点としての存在感が追い風となり、中長期の成長期待が見込まれます。

ひふみプラスとハイクアインターナショナルの特徴の違い

ひふみプラスとハイクアインターナショナルの特徴の違いを一覧表で比較してみましょう。

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比較項目ハイクア
インターナショナル
ひふみプラス
期待利回り年間12% (固定)直近5年:約8.51%
価格変動なし(固定配当)大きな変動あり
手数料体系無料年率1.078%(固定)
市場暴落の影響受けにくい大きく受ける
最低投資額500万円100円
ロックアップ期間なしなし

ひふみプラスは上場株式でリターンを狙うため価格変動が大きく、市場下落の影響を受けやすい一方、ハイクアは貸付利息を原資に年12%の固定配当を狙うため日々の価格変動が発生しにくい設計です。

さらにハイクアは手数料無料、ひふみプラスは年率1.078%の信託報酬がかかります。

この違いから、安定性・費用のわかりやすさ・下落耐性を重視する方にはハイクアが適した選択肢になりやすいといえるでしょう。

ハイクアインターナショナルとひふみプラスの投資効果を比較

ひふみプラスとハイクアインターナショナルの投資効果を具体的に数値で比較してみましょう。

それぞれ初期元本500万円で、10年間運用した場合の利益額は以下のように変化します。

投資先ひふみプラスハイクア
インターナショナル
初期元本500万円500万円
想定年利約8.51%12%
最終評価額約1,132万円約1,553万円
差額約+421万円

同条件なら10年後はハイクアインターナショナルが約1,553万円、ひふみプラスが約1,132万円と、約421万円の差が生まれます。

同じ500万円でも、設計の違いでここまで変わります。固定12%の淡々とした積み上げが有利に働く結果といえるでしょう。

ハイクアインターナショナルはこんな人におすすめ

ハイクアがおすすめな人の特徴
  • 余裕資金として500万円以上の資金がある人
  • 安定した高いリターンが欲しい人
  • ファンドの透明性を重視する人
  • 手数料にコストをかけたくない人
  • 市場環境に左右されずに利益を追求したい人

上記の特徴に当てはまる方は、ハイクアインターナショナルの手数料無料で年12%の固定配当を目指す仕組みが相性良好です。

ハイクアインターナショナルの公式サイトでは、サクコ社の事業内容や今後の計画、代表者のプロフィールや考え、投資モデルについてなどを詳しく確認できます。

まずは公式サイトをご確認のうえ、興味のある方は無料の資料請求または無料個別相談をご検討ください。

資料請求や個別相談はいずれも契約前提ではなく、強引な勧誘も一切ありません。まずは公式サイトで情報を確認し、不安を解消したうえで、納得できた段階でご判断ください。

\無料の資料請求のみもOK/

ハイクアインターナショナルについて、詳しく知りたい方は下記の記事も参考にしてください。

【年利25%】アクション

アクション合同会社
引用:アクション合同会社公式サイト

アクションは2023年設立の新進気鋭のヘッジファンドで、バリュー株投資とアクティビスト戦略を組み合わせた独自の運用を行っています。

トレイダーズホールディングス株式会社の元取締役 古橋 弘光氏が代表 兼 運用責任者を務めており、株式相場の環境に合わせて”取り方”を柔軟に切り替えるのが特長です。

アクションの投資戦略

アクションの投資戦略
  • バリュー株投資:割安な日本株を厳選
  • アクティビスト戦略:企業に積極的に変革を働きかけ
  • 事業投資:ファクタリング、Web3事業への投資
  • 分散投資:株式以外の多角的な投資でリスク分散

アクションは、上記4つの戦略を組み合わせて運用しています。バリュー株投資では企業の実力に比べて割安な銘柄を選定し、評価が見直される局面での収益獲得を狙います。

一方、アクティビスト戦略は保有企業に経営・資本政策の改善を働きかけて、企業価値の引き上げにつなげるアプローチです。

さらに事業投資で株式と連動しにくい収益源(ファクタリング、Web3関連など)を取り込み、分散投資によって急落局面の振れ幅を抑えます。

年間15%以上のリターンを目標に掲げている中、上記の戦略により2024年度(2024年4月〜2025年3月)は年利25.07%という驚異的な実績を達成しました。

アクション2024年度の運用実績
引用:アクション合同会社公式サイト

2025年度に入ってからもプラスの利回りを継続しており、投資家からの注目度もかなり高いファンドになっています。

ひふみプラスとアクションの特徴の違い

ひふみプラスとアクションの特徴の違いを一覧表で比較してみましょう。

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比較項目アクションひふみプラス
2024年実績+25.07%
(2024年4月~2025年3月)
約-2.43%
(2024年1年間)
運用責任者古橋弘光氏
(トレイダーズHD元取締役)
藤野英人氏
投資戦略バリュー株投資+
アクティビスト戦略
主に日本株(成長株中心)
下落相場対応多角的投資で対応下落時は大幅マイナス
最低投資額500万円100円
設立年2023年2012年

2024年の実績は、アクションが+25.07%、ひふみプラスが約-2.43%。直近一年の”取り方の違い”が数字に反映された形となっています。

また、運用スタイルではひふみプラスが主に日本の成長株中心、アクションはバリュー+アクティビスト+多角的投資で、環境に合わせて戦略を切り替えやすい設計です。

下落局面では、ひふみプラスが下落時に大幅マイナスが起こりやすい一方、アクションは多角的な投資で対応。

この違いから、「相場に合わせて取り方を変えたい」「下振れの出方を管理したい」という方に、アクションは相性が良いといえます。

アクションはこんな人におすすめ

アクションがおすすめな人の特徴
  • 高リターンを狙いつつ、相場環境に応じて戦略を切り替えたい方
  • バリュー投資や企業への働きかけ(アクティビスト)に魅力を感じる方
  • 下落局面の出方を管理しながら、上振れも取りにいきたい方
  • 500万円以上の余裕資金があり、中〜高リスク許容度の方
  • 株式だけでなく多角的な投資で分散を図りたい方

アクションは「ひふみプラスよりも高いリターンを狙いたい」「下落相場でも利益を追求したい」という積極的な投資家に適した選択肢です。

詳細な運用レポートや今後の方針、リスク、手続きの流れについては出資前の無料個別面談で確認できます。

公式サイトの問い合わせフォームから面談申し込みができますので、気になる方は一度話を聞いてみてはいかがでしょうか。

\新進気鋭のヘッジファンド/

アクションについて、詳しく知りたい方は下記の記事も参考にしてください。

投資手法別パフォーマンス比較|どれを選ぶべき?

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投資手法期待利回りリスクレベル最低投資額おすすめ度
ひふみプラス単体不安定
(直近は低迷)
中~高100円★★☆☆☆
ハイクア年12%固定500万円★★★★★
アクション年15-25%500万円★★★★☆
投資スタイル別おすすめ

どの投資手法も無料での資料請求や個別相談が可能です。まずは情報収集から始めて、自分に最適な投資手法を見つけてください

ハイクアやアクション以外にも、多様なヘッジファンドが存在します。他の選択肢も知りたい方は、最新のヘッジファンドランキングもぜひご覧ください。

よくある質問

ひふみプラスに関してよく寄せられる質問をまとめました。

よくある質問
  • ひふみプラスは解約すべきですか?
  • ひふみプラスの運用チャートについて教えてください。
  • つみたてNISAや新NISAでひふみプラスに投資できますか?
  • ひふみワールドプラスの今後の見通しについて教えてください。
  • ひふみ投信の今後の見通しはどうですか?
  • 他におすすめのアクティブ投信について教えてください。

ひふみプラスは解約すべきですか?

近年の運用成績は低迷しているものの、2012年の運用開始から長期的には着実に成長しており、短期的なマイナスのみで判断するのは早計でしょう。

ただし、成績低迷に加え「年率1.078%の高い信託報酬」「暴落時の大幅下落」など複数の構造的問題を抱えているのも事実。

これらの構造的問題に運用の不安を感じるという方は、以下の代替投資先をご検討ください。

おすすめの代替投資先

ひふみプラスの運用チャートについて教えてください。

Yahoo!ファイナンスなどで最新の運用チャートを確認できます。

Yahoo!ファイナンスやレオス・キャピタルワークスの公式サイトで最新の運用チャートを確認できます。

基準価額は2025年9月時点で66,687円と、運用開始時の約6.7倍に成長しています。

つみたてNISAや新NISAでひふみプラスに投資できますか?

ひふみプラスは新NISAの成長投資枠対象・つみたて投資枠対象となっています。

旧制度のつみたてNISAでも投資可能でした。

ひふみワールドプラスの今後の見通しについて教えてください。

米国の政策リスクや消費者マインドの悪化など懸念材料はありますが、構造改革の進展や防衛関連セクターの好調といった好材料もあります。

慎重な見方が必要ですが、長期的には成長の可能性があるでしょう。

ひふみ投信の今後の見通しはどうですか?

下振れリスクはあるものの、緩やかな成長が続く見通しです。

賃金上昇や企業業績の拡大、半導体需要の回復などが下支えとなり、中長期的には企業価値の向上による資産形成が期待できます。

他におすすめのアクティブ投信について教えてください。

米国株ならアライアンスバーンスタイン米国成長株投信、国内株ならさわかみファンドが人気です。

どちらも独自の運用哲学を持つアクティブファンドとして評価されています。

まとめ

ひふみプラスの今後の見通しは、長期的には緩やかな成長が期待できるものの、単体での投資には明確な限界があります

ひふみプラスが抱える5つの構造的問題
  • 高い運用コスト:年率1.078%の信託報酬が利益を圧迫
  • 暴落時の脆弱性:市場下落時に指数以上の下落幅を記録
  • 直近の成績不振:2018年以降、インデックスを下回る年が増加
  • 成長株投資の限界:純資産拡大により小型成長株への投資が困難
  • 運用戦略の硬直化:市場環境の変化に対応しきれていない

しかし、適切な代替投資手法と組み合わせることで、これらの弱点を補いながらより効率的な資産運用を実現できます

特におすすめの代替投資手法は以下の2つです。

  1. ハイクアインターナショナル(年利12%固定)
    価格変動リスクなしで安定した収益を実現。ベトナム成長企業への事業融資により、株式市場の影響を受けにくい投資が可能
  2. アクション(年利25%実績)
    バリュー株投資とアクティビスト戦略で、市場環境に左右されにくい多角的な運用を実現

ひふみプラスは決して悪い選択肢ではありませんが、現在の市場環境を考慮すると単独での大規模投資は慎重に検討すべきです。

投資初心者の方は、まず月1万円程度の少額から始めて、市場の動きと自身のリスク許容度を確認することをおすすめします。その上で、他の投資手法と組み合わせながら段階的に投資額を調整していくのが賢明でしょう。

重要なのは、一つの投資商品に依存せず、常に複数の選択肢を検討し続ける姿勢です。2025年以降の投資環境では、この柔軟性こそが長期的な資産形成の成功を左右する要因となるでしょう。

あなたの資産運用の成功を心から願っています。まずは小さな一歩から、着実な投資生活をスタートさせてください。

ハイクアやアクションのようなヘッジファンドに興味を持たれた方は、個人で始められるヘッジファンド投資について解説したこちらの記事も参考にしてください。

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