退職金の預け先おすすめランキング!定期預金は間違い?真実を解説

退職金の預け先ランキング

退職金の預け先をどこにするか迷っている方は多いのではないでしょうか。

退職金の預け先は、元本保証で安心の銀行預貯金が定番だったかもしれませんが、現在の低金利環境では、銀行に預けても年間でわずかな利息しか受け取れません

とはいえ、高い利回りを狙いたいからとリスクを許容しすぎると、大損して大切な退職金を失う可能性もあります。

そこでこの記事では、収益性と安全性のバランスの良い退職金の預け先をランキング形式で詳しく解説していきます。

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順位退職金の預け先期待年利リスク
1位プライベートデット10%以上
2位ヘッジファンド10%以上低~中
3位投資信託3~8%
目次

退職金の預け先ランキング!どこに預けるのがおすすめ?

退職金の預け先ランキングは以下の通りです。

なお、本ランキングは「期待利回りの高さ(収益性)」と運用先の「安全性」からリスクとリターンのバランスを重視した総合評価でランク付けをしています。

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順位運用先期待年利リスク
1位プライベートデット10%〜
2位ヘッジファンド10%〜低~中
3位投資信託3~8%中~高
4位株式投資3~5%中~高
5位外国債券1~5%中~高
6位AI自動ロボアドバイザー1~10%低~高
7位貯蓄型保険1~2%
8位個人向け国債0.76~0.96%
※7月時点
※最低保証0.05%
極めて低
9位退職金専用定期預金0.8~3.0%極めて低
10位定期預金0.3~1%極めて低
11位普通預金0.02~0.1%極めて低

1位:プライベートデット|年利10%以上/低リスク

預け先プライベートデットファンド
最低投資額500万円~
期待年利10%以上
リスク
退職金2000万円での年間運用益200万円以上
プライベートデットのおすすめポイント
  • 事業融資先企業からの貸付金利子がリターン原資なので安定的な収入獲得が可能
  • 年10%以上の高い利回りを固定で狙えるファンドも
  • 市場・相場の影響を受けにくい

退職金の預け先おすすめランキングの第1位はプライベートデットです。

プライベートデットは、投資家から集めた資金をもとに新規企業または成長企業へ事業融資を実施。

事業融資先企業から支払われる貸付金利子の全てまたは一部がリターンとして投資家に還元される仕組みです。

元々は最低投資金額として数千万円~1億円程度の資金がある機関投資家向けの投資先でしたが、近年では500万円程度から出資可能な個人投資家向けプライベートデットファンドも増えてきています。

2000万円ほどの退職金を手にした方にとっては選択肢が広がりますね。

ここでは、年間12%の固定配当を実現しているプライベートデットファンド「ハイクアインターナショナル」をご紹介します。

ハイクアインターナショナル
年間12%(固定)の配当を実現
ハイクアインターナショナル2025
引用:ハイクアインターナショナル
運用会社合同会社
ハイクア・インターナショナル
設立2023年
本社所在地日本(大阪)
主な投資対象SAKUKO VIETNAM
(ベトナム企業)
主な投資戦略グロース企業への事業融資
年間期待利回り年利12%(固定)
最低投資金額500万円
手数料投資期間5年未満で解約時5%
受取利益最低投資金額の場合
・四半期に1度:15万円
・1年間:60万円
利益の受取2パターン選択が可能
①四半期ごとに受け取る
②受け取らずに再投資する
運用の相談無料個別相談
公式サイトhttps://hayqua-international.co.jp/

ハイクアインターナショナルは、2023年設立のプライベートデットファンドです。

ベトナムの関連企業「SAKUKO VIETNAM(以下、サクコ社)」への事業融資でリターン獲得を目指します。

投資家へは年間12%(固定)の配当を実現

2位以降のご紹介する預け先のように、金融資産の価格の上下でリターン利回りが毎年左右されることなく、毎年12%もの安定した収入が期待できる点が最大の魅力です。

事業融資先企業のサクコ社に関しても、2011年にベトナムで設立されて以降、日本製品専門店35店舗、日本人向けビジネスホテル2店舗、スイーツ店ビアードパパ11店舗を展開。

プライベートデットファンドにおいて配当が減配や廃止になる可能性のある「業績衰退」や「倒産」などからはほど遠い企業と言えるでしょう。

「収益性」と「安全性」を考慮した結果、おすすめのプライベートデットファンドとしてご紹介させていただきました。

元本毀損の可能性が極めて低く、定期的に受け取る配当を老後生活の足しにしたいと考えていた方は、是非ハイクアインターナショナルをご検討下さい。

以下の公式サイトから無料の資料請求・代表との面談予約・その他お問い合わせをすることが可能です。

2位:ヘッジファンド|年利10%以上/低~中リスク

預け先ヘッジファンド
最低投資額500〜1000万円~
期待年利10%以上
リスク低~中
退職金2000万円での年間運用益200万円以上
ヘッジファンドのおすすめポイント
  • プロに運用をすべてお任せできる
  • 年10%以上の高い利回りを狙える
  • 多様な投資対象と下落でも利益を狙う戦略で市場・相場の影響を受けにくい

退職金の預け先おすすめランキング第2位はヘッジファンドです。

ヘッジファンドとは、投資家の資金をもとに国内外の多様な金融資産に投資を実施。

投資で得られた利益の一部をリターンとして投資家へ還元するという仕組みとなります。

多様な投資先で分散効果を、そして下落局面でも利益を狙える戦略の活用で下落耐性を期待できるため、期待年利は10%以上と高いのが特徴です。

投資家は、ヘッジファンド会社にお金を預けるだけで、運用はすべてプロに任せることができます。

そのため、投資初心者にも人気の高い資産運用方法といえるでしょう。

元々は最低投資金額として数千万円~1億円程度必要でしたが、近年では500~1000万円程度から出資可能なヘッジファンドも増えてきています。

2000万円程度の退職金を手にした方にとって、ピッタリの資産運用ではないでしょうか。

ここでは、おすすめのヘッジファンドとして「アクション」と「GFマネジメント」をご紹介します。

アクション
年間15%以上のリターン獲得を目標
アクション合同会社
引用:アクション
運用会社Action合同会社
設立2023年
本社所在地日本(東京)
主な投資対象・バリュー株投資
・事業投資
・Web3事業
・ファクタリングなど
主な投資戦略・資金配分の最適化
・リスクヘッジの徹底
・キャッシュフロー管理
・市場動向の分析
・パートナーシップの活用
年間期待利回り年15%以上目標
※2024年度実績:25.07%
最低投資金額500万円
運用の相談面談
公式サイトhttps://action-goudou.co.jp/

アクションは2023年設立のヘッジファンドです。

トレイダーズホールディングス株式会社の元取締役 古橋 弘光氏が代表 兼 運用責任者を務めます。

投資対象はバリュー株投資や事業投資、Web3事業、ファクタリングなど多様で、年間15%以上のリターン獲得を目標としています。

2024年度の実績は+25.07%で、目標を達成するどころか非常に高いプラスを記録しており、今後の運用にも期待が高まります。

アクションの2024年度の実績
引用:アクション

1位のプライベーとデットファンド「ハイクアインターナショナル」と比べるとリスクがやや上がるものの、多様なポートフォリオでリスクヘッジ対策も完璧。

市場環境に左右されにくい運用を目指すことが可能です。

最低投資額は500万円~とヘッジファンドにしては控えめなので、退職金の一部を預けて高い収益性とリスクヘッジに期待したいという方にアクションがおすすめです。

GFマネジメント
GFマネジメント
引用:GFマネジメント
運用会社GF Management合同会社
設立2023年
本社所在地日本(東京)
主な投資対象大型日本株
主な投資戦略大型日本株への中期・長期投資
年間期待利回り年平均29%
※2018~2023年の実績
最低投資金額1000万円
※500万円~相談可
運用の相談面談
公式サイトhttps://gfmgmt-llc.com/

GFマネジメントは、2023年に設立されたヘッジファンドです。

ただし運用は設立前から始まっており、2018~2023年の5年間の成長率はなんと+277%(年平均29%)を記録しました。

J-prime運用開始来の年間収益
引用:GFマネジメント

日経平均株価やS&P500をもしのぐ記録であることが分かりますね。

とは言え、年度別で見るとマイナスの年もあることが分かります。

これは、GFマネジメントの投資対象が日本の大型株であることが関係しています。

大型株のみへの投資は金融政策の変化や市場環境に敏感に反応する性質上、収益率に振れ幅が生じることは避けられません。

それでも、GFマネジメントは「J-prime投資ユニバース」という独自の戦略に該当する日本の大手優良企業への投資を実施しており、最大下落幅が抑制されている点も優位性の一つです。

J-prime戦略
引用:GFマネジメント

短期ではマイナスのリスクはあるものの、中長期で運用をすることでプラス局面では短期のマイナスもカバーできる爆発的なリターンを期待できるのがGFマネジメントの魅力であるということですね。

ちなみにGFマネジメントの最低投資額は1000万円~ですが、500万円~も相談可能とのことなので、退職金を受け取った方も十分に検討の余地があるでしょう。

2023年以降の運用実績やより詳しい戦略について知りたい方は、以下の公式サイトからお問い合わせをどうぞ。

3位:投資信託|年利3~8%/中~高リスク

預け先証券会社・銀行・郵便局
最低投資額100円~
期待年利年利3~8%
リスク中~高
退職金2000万円での年間運用益60~160万円

退職金の預け先おすすめランキング第3位は投資信託です。

投資信託は、資産運用の定番として多くの方から人気を集めています。

投資信託の運用先は、株式・債券・不動産など。運用自体はプロにお任せできるので、初心者の方にも向いているでしょう。

ただし投資信託は2位のヘッジファンドとは異なり、投資対象が限られていることや下落局面で利益を狙える戦略を使えないことから下落相場になると運用成績が落ちる可能性が高く、期待年利も3~8%とやや控えめです。

以下はとある年の利回りランキング上位の投資信託商品です。

ファンド名利回り(1年)
iFreeレバレッジFANG+217.63%
NASDAQ100 3倍ブル185.62%
SBI日本株4.3ブル160.24%
楽天日本株4.3倍ブル159.94%
NASDAQ100トリプル119.85%
出典:みんかぶ

ランキング上位ともなると、非常に高い利回りの商品が並んでいます。

ランキング1位の商品で退職金2000万円を運用していれば、1年で資金が6000万円以上になる計算のため、魅力的に感じた方も多いことでしょう。

しかし上記の高利回りは、株式市場が上昇傾向だったという背景があります

つまり相場と商品がタイミングよくバッチリ合っていたのです。

また、「レバレッジ」「〇倍ブル」「トリプル」という商品名からわかるように、資金以上の金額で運用しているため、下落相場になったときのリスクも高くなります。

退職金を投資信託で運用する際は、利回りの実績だけを見るのではなく、リスクも含めて慎重に検討しましょう。

市場トレンドの影響を受けず、常に利益を期待したい

という方は、1位のプライベートデットファンドでの運用が、

上昇局面だけでなく、
下落局面にあっても利益を狙える戦略を駆使し、常に利益を期待したい

という方は2位のヘッジファンドでの運用が向いているでしょう。

4位:株式投資|年利3~5%/中~高リスク

預け先証券会社
最低投資額10万円程度~
期待年利年利3~5%
リスク中~高
退職金2000万円での年間運用益60~100万円

退職金の預け先おすすめランキング第4位は株式投資です。

株式投資では、以下2種類の利益を狙います。

  • 配当金:
    保有株数と業績に応じて定期的に受け取れるお金
  • 売却益:
    株価が上がった時に株を売却することで得られる値上がり益

退職金の運用でおすすめしたいのは、配当金を狙った運用です。

株価の上下を予想するのは難易度が高いですが、株式を保有するだけでもらえる配当金狙いであれば、初心者の方でも比較的運用しやすいかと思います。

例として、大手銀行の代表格でもある三菱UFJフィナンシャル・グループの配当利回りをご覧ください。

配当利回り
2024年3.45%
2023年4.09%
2022年4.36%
2021年5.43%
2020年4.64%
出典:みんかぶ|三菱UFJフィナンシャル・グループ

コロナショックの2020年・2021年も含め、安定的な利回りを継続しています。

この安定感こそ、大手優良企業の底力であり魅力ではないでしょうか。

三菱UFJはあくまで1つの例ですが、優良企業の株を長期保有して、手堅く配当金を得る運用方法もおすすめです。

5位:外国債券|年利1~5%/中~高リスク

預け先証券会社
最低投資額10万円程度~
期待年利年利1~5%
リスク中~高
退職金2000万円での年間運用益20~100万円

退職金の預け先おすすめランキング第5位は外国債券です。

債券投資とは、国や企業などにお金を貸して、見返りとして利子を受け取れる仕組みです。

債券の発行体である国や企業が破綻・倒産しない限り、元本が保証されます。

債券投資は主に以下の4種類の方法です。

種類発行体利回り目安
日本国債日本政府0.5%前後
国内社債国内企業0.5%~1%
外国国債外国政府1%~5%
外国社債外国企業1%~5%

後ほどランキング8位「個人向け国債」でも解説しますが、日本国債に関しては元本が保証されているものの、利回りが低い点はデメリットといえます。

退職金運用でおすすめしたいのは、国内債券より高い利回りが期待できる外国債券(国債・社債)です。

例えば米国債はアメリカ政府が発行する債券なので信頼性も比較的高く、年利4%前後で推移しています。

また、退職金を外国社債で運用するのも1つの方法です。

下表は、外国社債(既発債券)の一例です。大手有名企業がズラリと並んでいますね。

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社債年利参考利回り残存期間
アップル1.400%3.68年3年4か月
ディズニー2.650%4.03年5年9ヶ月
ジョンソン・エンド・ジョンソン1.300%3.86年5年5ヶ月
コカ・コーラ2.125%3.79年4年5ヶ月
出典:楽天証券

上記は民間企業のため、経営破綻しないと断言することはできませんが、上記のような誰もが知る大手企業の破綻は少々考えづらいのではないでしょうか。

退職金2000万円を年利回り4%で運用すれば、年間80万円の運用益です。

比較的ローリスクな資産運用と考えると、なかなかのリターンと言えるかもしれませんね。

6位:AI自動ロボアドバイザー|年利1~10%/低~高リスク

預け先証券会社
最低投資額・投資一任型:
 1~10万円~
・アドバイス型:
 100~1000円~
期待年利年利1~10%
リスク低~高
退職金2000万円での年間運用益20~200万円

退職金の預け先おすすめランキング第6位はAI自動ロボアドバイザーです。

証券会社が提供するオンラインサービスの1つで、AIが以下のような資産運用を行ってくれます。

  • 資産運用プランの提案・助言
  • 運用先の選定
  • 資産構成・運用プランの見直し
  • 実際の投資・取引

AIが投資家のスタイルに合わせて運用するだけあって希望するリスクの度合いに合った運用ができるのが特徴です。

預けておけば、さまざまな投資先に自動的に分散投資をしてくれます。

  • リスク許容度による運用スタイル:
    保守型~バランス型~積極型
  • 投資期間による運用スタイル:
    短期~中期~長期

など

最低投資額は、資産の売買やポートフォリオのリバランスなどの全てをお任せできる「投資一任型」と、アドバイスを受けて売買やポートフォリオのリバランスは自分で行う「アドバイス型」で額が異なります。

手間をかけずに運用したい投資初心者の方は投資一任型を、コストを抑えて自分で判断したい方はアドバイス型を選択するのがおすすめです。

下表は、おもなAI自動ロボアドバイザーの一覧です。

自動ロボアドバイザー運用会社
ウェルスナビウェルスナビ
THEO+docomoNTTドコモ
楽ラップ楽天証券
SBIラップSBI証券
SMBCロボアドバイザー三井住友銀行
ロボプロFOLIO

ウェルスナビやテオドコモあたりは、聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。

AI自動ロボアドバイザーは、

退職金の運用プランをAIに提案してほしい

退職金を自動で運用して時間を節約したい

という方におすすめしますよ。

7位:貯蓄型保険|年利1~2%/低リスク

預け先保険会社
最低投資額・月払い:
 5,000〜10,000円程度~
・年払い:
 5〜10万円程度~
・一時払い:
 100〜300万円程度~
期待年利年利1~2%
リスク
退職金2000万円での年間運用益10~20万円

退職金の預け先おすすめランキング第7位は貯蓄型保険です。

退職金の運用にあたっては、無駄な出費を減らすことも重要です。

退職金を受け取ったタイミングで、保険を見直すのもよいでしょう。

一般的には「掛け捨てタイプ」の保険が多いですが、実は「貯蓄タイプ」の保険もあります。

下表の3種類は、一定の条件をクリアすればお金を受け取れる貯蓄型保険です。

種類特徴
終身保険被保険者の死亡・高度障害時に保険金を受け取れるプラン。
解約時には解約返戻金を受け取れる。
養老保険満期時に生存していれば満期保険金を受け取れるプラン。
保険期間中に死亡した場合は死亡保険金が支給される。
個人年金保険個人で年金を積立する保険プラン。
契約時に定めた年齢から年金を受け取れる。

60歳以上でも加入できるプランも意外と多いので、資産運用の一環として、保険を再検討してみてはいかがでしょうか。

場合によっては、掛金以上の解約返戻金を受け取れるケースもあります。

高い利回りは期待できないものの、資産運用としては掛け捨てプランより効率的ですよ。

8位:個人向け国債|最低保証年利0.05%/極めて低リスク

預け先証券会社
最低投資額1万円~
期待年利0.76~0.96%
※2025年7月時点
※最低保証0.05%
リスク極めて低
退職金2000万円での年間運用益15万2,000~19万2,000円

退職金の預け先おすすめランキング第8位の個人向け国債は、

退職金を運用したいけど、元本保証のある金融商品が良い

という方におすすめの運用先です。

個人向け国債は日本政府が発行する債券で、1万円から購入できます。

購入金額の上限はない(発行終了まで)ため、1000万円以上の金額を元本保証で運用できる点は、銀行預金よりも優れているといえるでしょう。

最近は金利も0.76~0.96%と1%近く、この後9位・10位で解説する銀行の退職金専用定期預金や定期預金より個人向け国債の方が高い利息が得られるケースもあるでしょう。

9位:退職金専用定期預金 |年利0.8~3.0%/極めて低リスク

預け先銀行
最低投資額100万円~
期待年利0.8~3.0%
リスク極めて低
退職金2000万円での年間運用益16~60万円

退職金の預け先おすすめランキング第9位は退職金専用定期預金です。

退職金専用定期預金とは、退職金を受け取った人を対象とした特別な定期預金です。

通常の定期預金より高い金利が設定されているのが特徴です。

ただし、通常の定期預金と比べると預入金額が高く、預入期間も3ヶ月~1年程度の短期運用しかできないという点は自由度に欠けるでしょう。

ここでは退職金の預け先として人気の退職金専用定期預金の金利ランキングを紹介します。

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銀行名
(所在地)
預金名金利
西京銀行
(山口県)
退職金定期預金3.0%
みなと銀行
(兵庫県)
セレクトG(ワンクッションコース)1.5%(1年だと2.0%)
第四北越銀行
(新潟県)
ワンダフルライフ応援定期預金1.302%
トマト銀行
(岡山県)
退職金運用向け金利優遇サービス
セカンドプラスα (アルファ)
1.102%
香川銀行
(香川県)
退職金資産運用プラン2ステージ1.002%
中国銀行
(岡山県)
ちゅうぎん退職金定期預金1.002%
福留銀行
(福井県)
退職金定期預金「夢えがく」1.002%
伊予銀行
(愛媛)
退職金専用定期預金 ハッピーステージ[1]1.0%
三菱UFJ
信託銀行
(東京都)
退職者特別プラン(円定期預金コース)0.9%
三井住友
信託銀行
(東京都)
退職金特別プラン定期預金コース0.8%
引用:ZAI ONLINE

銀行の退職金専用定期預金プランで高金利なのは主に西日本の地方銀行です。

一方、三菱UFJ信託銀行や三井住友信託銀行などの大手信託銀行も比較的高金利の退職金専用定期預金プランを用意しています。

ほとんどが1.0%前後の金利のため「減らなければOK」というスタンスであれば問題ありませんが、退職金を長期的な資産形成に活用したい場合、預金金利だけでは不十分です。

例えば1000万円を10年運用した場合、年利1%では約1,105万円になるのに対し、年利10%では約2,594万円になります。

年10%以上の高いリターンを目指す選択肢が、1位のプライベートデットと2位のヘッジファンドです

中でもプライベートデットファンドである「ハイクアインターナショナル」は、ベトナムの関連企業への事業融資で年利12%を実現しています。

相場の動きに影響されず、安定した利益を積み重ねられるのが特徴です。

最低投資額は500万円からで、資料請求や面談は無料ですので、選択肢の1つとして検討してみて下さい。

>>1位のプライベートデットの詳細をもう一度チェック

10位:定期預金|年利0.3~1%/極めて低リスク

預け先銀行
最低投資額1万円~
期待年利0.3~1%
リスク極めて低
退職金2000万円での年間運用益6~20万円

退職金の預け先おすすめランキングの第10位は定期預金です。

定期預金の金利の目安は0.3~1%程度。

退職金専用定期預金と比べると、預け入れ額は1万円~で、また期間も1ヵ月の短期から10年の長期まで設定可能と預入金額や預入期間の自由度は高い一方、金利が低いのが特徴です。

以下は、大手銀行の定期預金の金利です。

銀行定期預金の金利
三菱UFJ銀行0.275%
みずほ銀行0.275%
三井住友銀行0.275%

定期預金についても「資産を増やす」という目的よりも、「資産を守る」という目的で利用をすると良いですね。

またネット銀行などを利用すると金利は1%を超える商品もあるので、利用の際にはネット銀行を活用すると良いでしょう。

11位:普通預金|金利0.2~0.5%/極めて低リスク

預け先銀行
最低投資額1円~
期待年利0.2~0.5%
リスク極めて低
退職金2000万円での年間運用益4~10万円

退職金の預け先おすすめランキング第11位は普通預金です。

普通預金の金利は0.2~0.5%と低いものの、定期預金のように預入期間が決まっていません。

そのため「1年~10年も預けたままだと不安」といった人には、資金の流動性が高い普通預金がおすすめです。

とはいえ退職金全額を普通預金に預け入れることはおすすめしません。

なぜなら、たとえば2000万円を普通預金に預けても、得られる利息は年間4~10万円程度だからです。

生活費に充てる予定の資金は普通預金に入れておいてもよいですが、それ以外は定期預金に預けたり、資産運用したりするのがよいでしょう。

退職金の預け先おすすめランキングは以上となります。

ランキングを改めて見ると以下の通りです。

各運用先をクリックで詳細へジャンプ▼

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順位運用先期待年利リスク
1位プライベートデット10%〜
2位ヘッジファンド10%〜低~中
3位投資信託3~8%中~高
4位株式投資3~5%中~高
5位外国債券1~5%中~高
6位AI自動ロボアドバイザー1~10%低~高
7位貯蓄型保険1~2%
8位個人向け国債0.76~0.96%
※7月時点
※最低保証0.05%
極めて低
9位退職金専用定期預金0.8~3.0%極めて低
10位定期預金0.3~1%極めて低
11位普通預金0.02~0.1%極めて低

退職金の預け先はご自身のスタイルに合ったものを見つけることが重要です。

どの預け先にするか迷った際には、ひとまず1位~3位の預け先を調査するところから始めても良いですね。

以上が、退職金の預け先おすすめランキングでした。

ここからは、退職金を預ける際のポイントや注意点などについて解説していきます。

退職金を定期預金に預けるなら押さえておきたいポイント

退職金を定期預金に預ける際には、以下のポイントをおさえておきましょう。

できるだけ高金利の金融機関・プランを選択する

退職金を定期預金に預ける際には、できるだけ高金利の金融機関や定期預金プランを選しましょう。

退職金は2000万円ほどの大金となるため、たった0.1%の金利差でもられる利息に大きな違いが出てきます。

金利の差は、以下のように条件・状況によって異なります。

  • 金融機関
  • 預金プラン
  • 預入期間
  • キャンペーン
  • 経済状況

たとえば金融機関だけとっても、メガバンクの定期預金は0.275%が一般的であるのに対し、ネット銀行であれば1%を超える商品も存在します。

せっかく預けるなら、少しでも高金利の金融機関・プランを選びたいですね。

「特別金利キャンペーン」などは条件を確認する

金融機関によっては、退職金専用定期預金や定期預金の「特別金利キャンペーン」を実施している場合があります。

特別金利キャンペーンは一般的な定期預金よりも金利が優遇されているため、一見するとお得に見えるかもしれません。

しかし条件を確認すると、住宅ローンの利用が必須だったり、保有口座の残高が一定以上必要だったり、中途解約すると金利が著しく低下したりする場合があります。

また金融機関によっては、指定の投資信託とのセット購入が条件の場合もあるなど、単純に高金利な定期預金口座を利用できるわけではないのが一般的です。

「特別金利キャンペーン」という言葉に飛びつかず、条件をよく読んでから契約するようにしましょう。

金利タイプを確認する

退職金を定期預金に預ける際は、金利タイプも確認しておきましょう。

定期預金の金利タイプは変動金利型と固定金利型の2種類あり、以下の通りそれぞれ利息の増え方が異なります。

  • 変動金利型:
    一定期間ごとに適用金利が変更される
  • 固定金利型:
    預け入れ~満期まで金利の変更なし

一般的には、金利が上昇している場合は変動金利型、下降しているなら固定金利型が有利になるといわれています。

しかし、今後金利がどちらに動いていくのかを予想するのは簡単ではありません。

預入期間も含め、まずは金融機関に相談してみましょう。

利息の種類を確認する

退職金を定期預金に預ける際は、利息の種類を確認しましょう。

利息の種類は単利・複利に分けられ、それぞれ以下のような特徴があります。

  • 単利:
    元金だけに対して利息がつく
  • 複利:
    元金と利息を合計した金額に対して利息がつき続ける

単利は元金にのみ利息がつく方式のため、2000万円を年利0.5%で預けた場合の1年目の利息は10万円で、2年目の利息も10万円となり、10年後の元金と利息の合計は2100万円になります。

一方複利では、得られた利息も元金に上乗せされ、その金額に対してさらに利息が付きます。

2000万円を年利0.5%の複利で預けた場合、1年目は10万円の利息ですが、10年後の元金と利息の合計は2102万円になります。

ここでは年利0.5%の例を出しましたが、利率が高くなるほど複利の効果も大きくなるため、まとまった金額を預ける場合は高金利かつ複利の預け先を選択するようにしましょう。

老後資金が不安なら退職金の資産運用も検討しよう

退職金を受け取ったら、銀行に預金するだけでなく、資産運用で増やすことをおすすめします。

退職金運用をおすすめする理由は以下の通りです。

預け先が銀行口座だけでは資産運用にならない

退職金運用をおすすめする最大の理由として、銀行に預けるだけでは資産がまったく増えないことが挙げられます。

たしかに、銀行の定期預金口座も資産運用の1つといえなくもありません。

しかし、資産運用とは本来「効率的に運用して資産を増やすこと」を指します。

その点で銀行預金は金利が低すぎるため、実質的には資産運用とはいえないでしょう。

下表は、主要金融機関における、定期預金の金利比較表です。

銀行名金利満期
三菱UFJ銀行0.275%1年
三井住友銀行0.275%1年
みずほ銀行0.275%1年
ゆうちょ銀行0.275%1ヶ月~6ヶ月
オリックス銀行0.85%1年
住信SBIネット銀行0.275%1年
ソニー銀行0.65%1年
2025年7月時点

現時点では、メガバンクの1年もの定期預金の金利は0.275%と考えて良いでしょう。

一番良くてオリックス銀行の1年もの0.85%です。

仮に退職金を2000万円・年利0.85%で定期預金に預けたとしても、利子は1年間で17万円です。

2000万円×0.85%0.85%=17万円

では、他の資産運用の利回りとも比較してみましょう。下表をご覧ください。

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順位運用先期待年利リスク
1位プライベートデット10%〜
2位ヘッジファンド10%〜低~中
3位投資信託3~8%中~高
4位株式投資3~5%中~高
5位外国債券1~5%中~高
6位AI自動ロボアドバイザー1~10%低~高
7位貯蓄型保険1~2%
8位個人向け国債0.76~0.96%
※7月時点
※最低保証0.05%
極めて低
9位退職金専用定期預金0.8~3.0%極めて低
10位定期預金0.3~1%極めて低
11位普通預金0.02~0.1%極めて低

利回りの差は歴然としていますね。上表のように、定期預金より効率的な資産運用はたくさんあるのです。

60歳退職後の人生は30年ある

退職金運用をおすすめする理由として、60歳で会社を退職した後の人生は約30年もあることが挙げられます。

現在の日本は「60歳定年制度」が崩壊しつつあるものの、60歳~65歳で退職金を受け取ってリタイアする方が多いのではないでしょうか。

仮に60歳で退職金を手にした場合、その後30年の老後生活が待っています。

下表は、内閣府が公表している日本人の寿命に関する資料です。

内閣府が公表している日本人の寿命に関する資料
引用:内閣府男女共同参画局|男女の寿命

平均寿命は、女性が87歳・男性が81歳。これは、若くして亡くなった方も含めた寿命の平均値です。

一方「死亡年齢最頻値」は、女性93歳・男性88歳。

つまり、寿命として最も多いのは、ほぼ約90歳ということです。

退職後の30年を、退職金と年金のみで暮らしていくのは難しいといえるのではないでしょうか。

退職金は2000万円未満しか期待できない

退職金運用をおすすめする理由として、そもそも退職金の金額自体が減っていることが挙げられます。

退職金を中心に老後の生活を計画してる方も多いかもしれません。

しかし、頼みの退職金は支給額が年々減少しているのです。

2008年~2023年の15年間における退職金の支給額を比較してみましょう。

調査年退職金(大卒)退職金(高卒)
20082280万円1970万円
20131941万円1673万円
20181788万円1396万円
20231623万円1378万円
出典:厚生労働省|退職給付(一時金・年金)の支給実態

2008年には大卒で2280万円、高卒で1970万円あった退職金は、その後大幅に減少。現在では、大卒ですら1700万円を切っています。

「退職金2000万円」を想定していた方もいると思いますが、現実は非常に厳しい状況です。

コスト削減に力を入れる会社が多い点から見ても、退職金の減少傾向は今後も続く可能性が高いでしょう。

年金支給額も減少傾向にある

退職金運用をおすすめする理由として、年金支給額が減少傾向にあることが挙げられます。

下表は、2005年以降の年金支給額(1ヶ月あたり)の比較表です。

調査年厚生年金
(国民年金含む)
国民年金
2005167,172円53,012円
2010150,034円54,529円
2015145,305円55,157円
2020144,366円56,252円
出典:厚生労働省|厚生年金保険・国民年金事業の概況

国民年金は微増ではあるものの、一般的な会社員を対象とした厚生年金は、20年で2.5万円も減っています。

老後生活において、月に2.5万円減るのは相当影響が大きいのではないでしょうか。

年金支給額の減少によって、老後生活は「年金だけでは赤字」になります。

下表は、総務省が発表している、高齢夫婦の家計収支の目安です。

高齢夫婦の家計収支の目安
引用:総務省統計局|家計調査報告

65歳以上の夫婦の1ヶ月あたりの生活費は、極めて慎ましい暮らしであっても約27万円必要です。

収入見込みの24万円に対して、3万円前後の赤字となります。

単純計算ですが、60歳以降(年金は65歳~)で30年間生活する場合で考えてみましょう。

  • 60歳~65歳の赤字:
    27万円×12ヶ月×5年=1620万円
  • 65歳~90歳の赤字:
    3万円×12ヶ月×25年=900万円
  • 赤字合計:
    2520万円

退職金2000万円弱は、年金支給年までにほぼ使い果たしてしまう計算になります。

そして65歳以降は、年金で細々と暮らしても毎月3万円の赤字生活になります。

上記に加えて、今後はさらなる物価上昇も想定される状況です。

銀行の定期預金だけで老後プランを立てるのがいかに厳しいか、実感いただけたのではないでしょうか。

>>退職金の預け先おすすめランキングをもう一度見る

運用しないとゆとりある老後生活が送れない

退職金運用をおすすめする理由として、退職金を運用しなければ、ゆとりある老後生活を送れないことが挙げられます。

先述の「夫婦2人の1ヶ月の生活費27万円」は、極めて慎ましい生活をした場合の話です。

総務省や研究機関の調査では、ゆとりある老後を送るためには月38万円必要とされています。

ゆとりある老後生活を送るには月38万円必要
引用:生命保険文化センター

上表は、生命保険文化センターの調査結果です。「ゆとりある老後生活費」の平均金額は37.9万円となっていますね。

では、ゆとりある老後生活のための上乗せ額の使い道を見てみましょう。

老後のゆとりのための上乗せ額の使途
引用:生命保険文化センター

生活費が月27万円では、上図のような項目へお金を使えないことになります。

退職金を運用せず年金だけをアテにすると、旅行や趣味、身内や子どもにもお金を使えない、厳しい老後を送らざるを得なくなるでしょう。

楽しく充実した老後生活を送るためには、月38万円の生活費を確保したいところ。

つまり、毎月11万円(年間132万円)の赤字を補填する必要があるわけですね。

退職金を運用すれば、月11万円の上乗せ程度であれば、現実的に見ても十分に達成可能でしょう。

退職金の預け先・運用先で失敗しないための注意点

退職金の預け先・運用先で失敗しないための注意点を5つ解説します。

退職金を銀行に預けるリスクも理解する

ここまで読んだ方はもうお分かりいただけたと思いますが、「退職金は銀行に預けておけばリスクゼロ」というのは、実は大間違いです。

退職金の運用をしなければインフレリスクにさらされます

消費者物価指数の推移を見ればわかるように、物価は年々上昇を続けています。

消費者物価指数の推移
引用:労働政策研究・研修機構|消費者物価指数

日銀は年2%の物価上昇を目指しているため、今後もインフレ傾向が続く可能性は高いでしょう。

退職金を銀行に預金するだけでは、資産価値が目減りします。

  • 年2%の物価上昇が10年継続=約20%の物価上昇
  • 退職金2000万円は約1600万円の価値になる

極端に言えば、退職金を年利2%以上で運用を続けなければ、実質資産は年々減少するわけですね。

運用しないことは「物価が上がらないことに賭けている」とも言い換えられます。

退職金運用はインフレリスクを回避することにつながる、と言っても過言ではないでしょう。

インフレリスクを回避できる年利2%以上が期待できる運用先については、本記事のランキングでご紹介した1~6位の運用先を検討すると良いでしょう。

安定的かつ高リターンを狙いたいと言う方は1位の「プライベートデット」と2位の「ヘッジファンド」がおすすめです。

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順位運用先期待年利リスク
1位プライベートデット10%〜
2位ヘッジファンド10%〜低~中
3位投資信託3~8%中~高
4位株式投資3~5%中~高
5位外国債券1~5%中~高
6位AI自動ロボアドバイザー1~10%低~高
7位貯蓄型保険1~2%
8位個人向け国債0.76~0.96%
※7月時点
※最低保証0.05%
極めて低
9位退職金専用定期預金0.8~3.0%極めて低
10位定期預金0.3~1%極めて低
11位普通預金0.02~0.1%極めて低

退職金専用定期預金の金利優遇は短期間のみ

退職金運用において、銀行の「退職金専用定期預金」を考えている方もいるかと思います。

一般的には、預入金額の半分は定期預金、残り半分は投資信託という金融商品ですね。

退職金専用定期預金は、通常の定期預金よりも高い金利を期待できるのが魅力。

しかし、高金利が適用されるのは3ヶ月程度と限定的(銀行により期間は異なる)です。

その後は通常金利に戻るので、ご注意ください。

例えば、退職金2000万円を活用し、3ヶ月間のみ7%の金利が期待できる銀行の退職金専用プランで運用する場合を考えてみましょう。

  • 定期預金部分:
    1000万円(3ヶ月だけ金利7%)
  • 投資信託部分:
    1000万円

上記のプランでは、金利7%が適用されるのは3ヶ月だけなので、利息は17.5万円となります。

1000万円×年利7%×0.25年=17.5万円

×:1000万円×年利7%=70万円

金利プランだけを見て「1000万円×年利7%=70万円」と早合点して失敗しないよう気をつけましょう。

高金利適用期間が過ぎると、通常は0.2〜0.3%程度の店頭表示金利が適用されることになります。

退職金専用プランの金利面での優遇は、期間限定がほとんどであると覚えておきましょう。

退職金運用は元本保証されない

退職金を銀行や個人向け国債、一部貯蓄型保険以外で運用する場合、元本保証はされません。

どのような資産運用でも、元本割れリスクは付き物です。リスクの見返りとしてリターンを得られるのが資産運用です。

ただし、元本保証のある運用先には、高い利回りは望めません。

その点で退職金の預け先おすすめランキングで1位のプライベートデットは、低リスクでありながら高いリターンを狙える、稀有な資産運用先と言えるのではないでしょうか。

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順位運用先期待年利リスク
1位プライベートデット10%〜
2位ヘッジファンド10%〜低~中
3位投資信託3~8%中~高
4位株式投資3~5%中~高
5位外国債券1~5%中~高
6位AI自動ロボアドバイザー1~10%低~高
7位貯蓄型保険1~2%
8位個人向け国債0.76~0.96%
※7月時点
※最低保証0.05%
極めて低
9位退職金専用定期預金0.8~3.0%極めて低
10位定期預金0.3~1%極めて低
11位普通預金0.02~0.1%極めて低

退職金は長期運用で増やすことを意識する

退職金は長期運用で増やすことを意識する

退職金は、数年スパンの長期運用で増やすことを心掛けてください。

退職金を短期間の運用で増やそうとすると、どうしても目先の値動きが気になります。

その結果、途中で運用をやめたり解約したりすることにつながり、本来であれば得られた運用益を逃して失敗するのです。

市場・相場は絶えず変動するものと割り切って考え、退職金を気長に運用したほうがメンタル的にも楽ですし、好結果にもつながりやすいでしょう。

預け先を複数の金融商品に分ける

退職金を運用するにあたっては、複数の金融商品でリスク分散する方法もおすすめです。

例えば、退職金2000万円を運用する場合、以下のようなポートフォリオで資金を分けると、ある程度リスクを分散させられるでしょう。

  • 例①:
    ・プライベートデット1000万円
    ・ヘッジファンド1000万円
  • 例②:
    ・プライベートデット500万円
    ・ヘッジファンド500万円
    ・株式500万円
    ・外国債券500万円
  • 例③:
    ・プライベートデット500万円
    ・ヘッジファンド500万円
    ・退職金専用プラン1000万円
  • 例④:
    ・プライベートデット500万円
    ・ヘッジファンド500万円
    ・個人向け国債500万円
    ・定期預金500万円

例①は、プライベートデットとヘッジファンドで大きなリターンも狙う方法。

例②は、プライベートデットとヘッジファンドで攻めながら、株式や外国債券など自らの運用も加えた編成となります。

例③は、プライベートデットとヘッジファンドで攻めつつ、退職金専用プランで守る方法で、

例④は、例③の退職金プランの高金利適用期間が過ぎたら検討したいポートフォリオです。

上記はあくまで一例に過ぎませんが、攻めと守りで預け先を分ける方法がおすすめです。

ご自身に合った資金計画・退職金運用プランを立ててみましょう。

退職金の預け先に関してよくある質問

最後に、退職金の預け先に関してよくある質問と回答をご紹介して終わりにしたいと思います。

退職金を預けるならどこがいい?

退職金を預けるなら、プライベートデットがおすすめです。

プライベートデットは、収入原資が事業融資先企業からの貸付金利子となるため市場動向に左右されず、安定した高収益を期待することが可能だからです。

老後資金を確保するには少なくとも3%以上のリターンが期待でき、できるだけ元本毀損の可能性が低い運用先を選択する必要があります。

本記事でご紹介したプライベートデットファンド「ハイクアインターナショナル」では年間12%の固定配当を実現。

また事業融資先企業の業績は安定しており、倒産や業績悪化による元本毀損の可能性も低いためおすすめです。

>>プライベートデットファンド「ハイクアインターナショナル」の詳しい解説はこちら

退職金の預け先の口座は分ける必要がありますか?

銀行預金では、運用期間においては預金額に関係なく全額が元本保証されます。

一方で、万が一銀行が破綻した場合、預金保険制度により、1つの金融機関につき預金者1人当たり元本1,000万円とその利息しか保護されません(これを「ペイオフ制度」と言います)。

つまり、口座に1000万円以上の資金があった場合、100万円を超える部分に関しては元本毀損の可能性があるのです。

また、1つの金融機関の口座Aに1000万円、口座Bに500万円預けていた場合も、500万円は保護の対象にならず、やはり元本毀損の可能性があるということです。

そのため、万が一の銀行破綻を考えると、預金額が1000万円を超える場合は別の金融機関の口座に分けて預けるのがベターとなります。

ただし日本では戦後、実際に預金者が元本割れした銀行破綻はほぼないという点も補足として付け加えておきましょう。

まとめ

本記事では、退職金の預け先おすすめランキングをご紹介しました。

ランキングは以下の通りです。

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順位運用先期待年利リスク
1位プライベートデット10%〜
2位ヘッジファンド10%〜低~中
3位投資信託3~8%中~高
4位株式投資3~5%中~高
5位外国債券1~5%中~高
6位AI自動ロボアドバイザー1~10%低~高
7位貯蓄型保険1~2%
8位個人向け国債0.76~0.96%
※7月時点
※最低保証0.05%
極めて低
9位退職金専用定期預金0.8~3.0%極めて低
10位定期預金0.3~1%極めて低
11位普通預金0.02~0.1%極めて低

退職金の預け先と言えば、退職金専用定期預金など、銀行の預貯金に預けるのが定番でしょう。

しかし、受け取れる退職金額や年金額は年々減少しており、銀行の金利も期待できない時代です。

ゆとりある老後を送るためには、銀行預貯金以外での退職金運用が必須となります。

退職金の預け先として特におすすめは、年利10%以上を狙えるプライベートデットとヘッジファンドです

特に、プライベートデットファンドの「ハイクアインターナショナル」に関しては、年間利回り12%を固定で出し続けています。

退職金を安定運用したい方にとって、最適の投資先といえるでしょう。

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