「世界のベストはやめとけ」「投資価値なし」──投資信託ランキング上位の常連であるインベスコ世界厳選株式オープンに対して、なぜこれほど辛辣な評価が下されるのでしょうか?
答えは明確です。年率1.903%という高額な信託報酬を徴収しながら、ベンチマークを下回る運用実績しか残せていないからです。
2025年10月時点で純資産総額2兆7,900億円を誇る世界のベストですが、実際の投資家からは「手数料負けしている」「インデックスファンドの方がマシ」といった厳しい声が相次いでいます。
本記事では、掲示板に寄せられた投資家の生の声を徹底分析し、なぜ世界のベストが「やめとけ」と言われるのか、その根拠を数値データとともに明らかにします。
また、手数料以上のリターンを期待できる代替投資先として、事業融資で年利12%固定を実現する「ハイクアインターナショナル」や、2024年に年利25.07%を達成した「アクション」など、真に投資価値のあるファンドもご紹介します。
大切な資産を無駄にしないためにも、投資判断の参考にしてください。
世界のベストの代替投資先をすぐに知りたい方は、おすすめ運用先2選をご覧ください。年利12%~25%の実績を持つファンドを詳しく紹介しています。
世界のベストはやめるべき?評判と掲示板の声
世界のベストへの投資を検討している方にとって、「危ない」「やめとけ」という警告的な評判が急増していることは見過ごせない事実です。
2025年10月現在、検索エンジンでは「インベスコ 危ない」という検索が増加し、投資家の不安が急速に高まっています。
なぜこれほど危険視されるようになったのか?Yahoo!掲示板やみんかぶなどの投資家コミュニティを分析すると、タコ足配当への懸念が最大の要因として浮かび上がってきました。
ここでは、まず投資家が警戒している「3つの危険信号」を明らかにし、その後で掲示板に寄せられた生の声を詳しくご紹介します。
なぜ「インベスコは危ない」と言われるのか?3つの危険信号
2025年10月現在、検索エンジンで「インベスコ 危ない」という検索が急増しています。実際に投資家が感じている「危険信号」を整理すると、以下の3つの問題点が浮かび上がってきました。
- タコ足配当の実態
分配金の約22.5%が元本取り崩し(特別分配金) - 基準価額の継続的下落
設定時10,000円→現在8,000円台(毎月決算型) - 高額手数料に見合わない運用
年率1.903%の信託報酬でベンチマーク以下の成績
特に深刻なのは「タコ足配当」の問題です。毎月150円の分配金を維持するために、運用益が不足する月は元本を削って配当を出している状態が続いています。
分配金の内訳 | 比率 | 実態 | 投資家への影響 |
---|---|---|---|
普通分配金 | 約77.5% | 運用益から支払い | 問題なし |
特別分配金 | 約22.5% | 元本の取り崩し | 資産が減少 |
これは「自分の貯金を引き出して配当と呼んでいる」ようなもので、長期的には資産が目減りしていく危険な状態です。
Yahoo!掲示板に寄せられた口コミ・評判
Yahoo!掲示板では、世界のベストの各シリーズについて様々な意見が投稿されています。
特に話題となっているのは、毎月決算型の高い信託報酬(年率1.903%)に対する不満の声です。
以下、実際の投稿をまとめてみました。
◆為替ヘッジなし(毎月決算型)
Good)「安定した配当と過去の実績、純資産額が兆越えまでそろった銘柄はなかなかない」
Good)「毎月の分配金150円は魅力的」
Bad )「信託報酬高すぎ」
Bad )「特別分配金は元本を削ってるだけ」
◆為替ヘッジなし(年1回決算型)
Good)「新NISA対応で人気も出る」
Good)「最近評価が上がっている」
Bad )「ダウが上がってるのに下がるのは何で?」
◆為替ヘッジなし(奇数月決算型)
Good)「基準価格の安定が期待できる」
Bad )「純資産が少なく、まともな投資ができてるか疑問」
Bad )「分配金は60円と少額だった」
投資家の間では、信託報酬の高さを上回るリターンが得られるかどうかが主な論点となっています。
余剰資金での長期投資を前提とする投資家からは好意的な評価も見られますが、「世界のベストはやめとけ」という意見の多くは手数料の高さを理由にしていることが分かります。
高い手数料に不満を感じている投資家には、手数料無料で年利12%の「ハイクアインターナショナル」や、成功報酬制のヘッジファンド「アクション」などの選択肢があります。詳しくは代替投資先の一覧をご覧ください。
2025年10月の最新投稿動向
2025年10月の投稿では、特別分配金(タコ足配当)への警戒感が急速に高まっていることが特徴的です。
「インベスコ 危ない」という検索が増加しており、投資家の間で元本取り崩しに対する認識が深まっています。
- 「トータルリターンは13.8%だが、税金を引かれた後の実質リターンが気になる」
- 「8年以上毎月150円の分配金を継続しているのは評価できるが、特別分配の割合が心配」
- 「基準価額9,000円前後での安定は良いが、元本が減り続けているのでは?」
- 「松井証券の0.8%ポイント還元を活用して実質コストを下げている投資家が増加」
- 「オルカンやFANG+と比較すると、分配金込みでもリターンが見劣りする」
- 「定期売却設定にすれば、もっとリターンの高い投信の方が有利では?という疑問の声」
特に注目すべきは、「基準価額より高く買うと特別配当になる」「元本を削って配当しているだけ」といった指摘が増えており、タコ足配当の仕組みへの理解が投資家の間で進んでいる点です。
また、「NISAの成長投資枠で年1回決算型を積立している」「毎月分配型は資産形成に不向き」という意見も目立ち、長期投資家は分配金を出さないタイプへシフトする傾向が見られます。
みんかぶ掲示板に寄せられた口コミ・評判
みんかぶ掲示板では、毎月決算型に関する投稿が中心となっています。
興味深いことに、基準価額が8,000円台でも配当150円を維持していることへの懸念が複数の投資家から指摘されています。
主な意見を整理すると次のようになります。
- 「配当金を出しすぎな気がする。将来標準価格5千円台3千円台は十分想定できる」
- 「安定した分配金と継続性が魅力」
- 「コストがもうちょっと安ければな…」
- 「毎月配当は見た目以上にリスクがある」
総じて、みんかぶ掲示板でも手数料の高さと分配金の持続可能性が議論の中心となっています。
世界のベストへの投資を「やめとけ」と主張する投資家の多くは、高コストに見合わない運用成績を問題視していることが明らかになりました。
世界のベスト vs 代替投資先の比較
実際に数字で比較すると、世界のベストの課題がより明確になります。
運用先 | 期待利回り | 手数料 | 最低投資額 | 透明性 |
---|---|---|---|---|
世界のベスト | 年率9.91% (1年実績) | 年率1.903% | 100円~ | △ |
ハイクア インターナショナル | 年率12%(固定) | なし | 500万円~ | ◎ |
アクション | 年率25.07% (2024年実績) | 成功報酬のみ | 500万円~ | ○ |
この比較表を見れば、なぜ「世界のベストはやめとけ」と言われるのか一目瞭然です。
インベスコ世界厳選株式オープン(世界のベスト)の概要とは?

インベスコ世界厳選株式オープン(世界のベスト)は、2025年7月時点で純資産総額が2兆5,038億円を超える巨大ファンドです。
世界株式に投資するアクティブファンドの中で運用資産額ランキング第1位となっており、その規模の大きさは圧倒的です。
日本の投資信託ランキングでは常に上位5位以内に入る人気商品ですが、果たして「世界のベストはやめとけ」という声は的を射ているのでしょうか。
ファンドの仕組みや特徴を詳しく見ていきましょう。
投資信託(ファンド)の基本情報まとめ
世界のベストを運用するのは、米国アトランタに本社を置くインベスコ・アセット・マネジメント株式会社です。
運用拠点は英国ヘンリーにあり、9名の専門家チームが日々の投資判断を行っています。
項目 | 内容 |
---|---|
委託会社 | インベスコ・アセット・マネジメント |
ファンド名 (愛称) | インベスコ世界厳選株式オープン (世界のベスト) |
投資対象 | 日本を含む世界株式 (エマージング国を除く) |
ベンチ マーク | MSCIワールド・インデックス (税引後配当込み、円換算ベース) |
運用 スタイル | アクティブ運用 |
運用責任者 | スティーブン・アネス (2020年1月就任、業界経験21年) |
運用チーム | 英国ヘンリー拠点の9名体制 |
運用資産額 ランキング | グローバル株アクティブファンド第1位 |
受賞履歴 | R&Iファンド大賞2025 投資信託20年部門外国株式バリュー部門で優秀ファンド賞 (3年連続受賞) |
投資信託ランキング上位の常連ではありますが、アクティブ運用でありながらベンチマークを上回れていないという点が「世界のベストはやめとけ」と言われる要因の一つになっています。
投資判断に欠かせない運用方針と基準
インベスコ世界厳選株式オープンの最大の特徴は、独自の「3つのコンセプト」に基づく銘柄選定です。
ファンド側はこの手法を「株式投資の王道」と呼んでいます。
- 成長:健全な財務体質を持ち、今後の成長が見込める優良企業
- 配当:長期的に安定した配当を継続できる企業
- 割安:実際の企業価値より低く評価されているバリュー株
ポートフォリオマネージャーは、ボトムアップアプローチとバリューアプローチを組み合わせて銘柄を厳選しています。
特定のマーケットに限定せず、幅広い業種の企業を分析することで投資機会を拡大し、大局的な視点から投資判断を下せる体制を整えています。

運用タイプは全部で6シリーズ
世界のベストには、為替ヘッジの有無と決算頻度の組み合わせで6つのタイプが存在します。
最も人気が高いのは「為替ヘッジなし(毎月決算型)」で、純資産額は約2兆2,889億円に達し、全体の約91%を占めています。
シリーズ名 | 設定日 | 純資産額 (2025年7月時点) | NISA対応 |
---|---|---|---|
為替ヘッジなし (毎月決算型) | 1999年 | 約2兆2,889億円 | 非対応 |
為替ヘッジあり (毎月決算型) | 1999年 | 約94億円 | 非対応 |
為替ヘッジなし (年1回決算型) | 2018年 | 約1,384億円 | 対応 |
為替ヘッジあり (年1回決算型) | 2018年 | 約42億円 | 対応 |
為替ヘッジなし (奇数月決算型) | 2023年 | 約36億円 | 対応 |
為替ヘッジあり (奇数月決算型) | 2023年 | 約6,200万円 | 対応 |
注目すべきは、純資産額の偏りが非常に大きいという点です。毎月決算型の2つで全体の約93%を占める一方、新設の奇数月決算型はまだ規模が小さく、特に為替ヘッジありタイプは運用の安定性に課題があります。
また、NISA成長投資枠に対応しているのは年1回決算型と奇数月決算型のみで、人気の毎月決算型は対象外となっている点も重要な選択要素です。
ポートフォリオの構成内容
2024年12月末時点での世界のベストの投資先を見てみましょう。
順位 | 銘柄名 | 国 | 業種 |
---|---|---|---|
1 | 3iグループ | 英国 | 金融 |
2 | ユナイテッドヘルス | 米国 | ヘルスケア |
3 | マイクロソフト | 米国 | 情報技術 |
4 | ユニオンパシフィック | 米国 | 資本財・サービス |
5 | ロールスロイス | 英国 | 資本財・サービス |
ポートフォリオは約44銘柄で構成され、米国株式が約50%、欧州株式が高位となっています。

<為替ヘッジなし>(毎月決算型)/<為替ヘッジあり>(毎月決算型)|月次レポート
ポートフォリオは先進国の大型株を中心に構成されており、新興国株式は含まれていません。
リスクを抑えた安定運用を目指している一方で、成長性の高い新興市場を取り込めていない点が物足りなさを感じさせます。
各種手数料について解説
世界のベストの手数料体系は、「やめとけ」と言われる大きな理由の一つです。
特に信託報酬の高さは、多くの投資家から批判の対象となっています。
- 販売手数料:0~3.30%(購入する金融機関により異なる)
- 信託報酬:年率1.903%
- 信託財産留保額:0.30%(解約時)
アクティブファンドの平均信託報酬は年1.055%程度ですから、世界のベストはかなり高めの設定です。
1,000万円を運用した場合、年間約19万円もの信託報酬を支払うことになります。
この高コストに見合うだけの運用成績が出ているかどうかが、投資判断の重要なポイントとなるでしょう。
実際の運用実績を見ると、ベンチマークを下回る結果となっており、総合評価では厳しい判定となっています。手数料を抑えたい方は代替投資先も検討してみてください。
他シリーズとの違いを比較
世界のベストの6つのシリーズは、それぞれ異なる特徴を持っています。
自分の投資スタイルに合ったタイプを選ぶことが大切です。
比較項目 | 為替ヘッジあり | 為替ヘッジなし |
---|---|---|
為替変動リスク | 限定的 | 影響を受ける |
為替差益 | 期待できない | 円安時に恩恵 |
ヘッジコスト | 年0.5~5%程度 | なし |
適している相場 | 円高局面 | 円安局面 |
決算頻度の違いも重要です。
毎月決算型は定期的な収入を得たい人向けですが、長期的な資産形成には年1回決算型の方が有利とされています。
奇数月決算型は2023年に新設されたシリーズで、毎月分配と年1回決算の中間的な位置づけとなっています。
まだ運用実績が少ないため、今後の動向を注視する必要があるでしょう。
世界のベストの利回り・分配金を含む運用実績
世界のベストの運用成績は、「やめとけ」という声の真偽を判断する上で最も重要な要素です。
実際の数字を見ながら、本当に投資する価値があるのか検証していきましょう。
基準価額の推移とチャート分析
世界のベストの基準価額は、シリーズごとに大きく異なる推移を見せています。
特に注目すべきは、毎月決算型の基準価額が8,000円~9,000円台で推移しているという点です。
設定時の10,000円から見ると下落していますが、これは分配金を出し続けている影響が大きいと考えられます。
一方で、年1回決算型は基準価額が20,000円を超えており、複利効果の違いが明確に現れています。
投資家の中には「基準価額が下がっているから世界のベストはやめとけ」という人もいますが、分配金を含めたトータルリターンで判断することが大切です。
インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)の実績
最も人気の高い為替ヘッジなし(毎月決算型)の実績を詳しく見てみましょう。
2025年7月時点での運用成績は以下の通りです。基準価額は9,000円台を回復し、8年以上にわたって毎月150円の分配金を継続しています。
項目 | 数値(2025年7月時点) |
---|---|
基準価額 | 9,103円 |
純資産総額 | 約2兆2,889億円 |
分配金(毎月) | 150円(8年以上継続) |
1年リターン | 9.91% |
3年リターン(年率) | 22.70% |
5年リターン(年率) | 23.22% |
分配金利回り | 19.7% |
リターン数値だけを見ると魅力的に映りますが、ベンチマークのMSCI World Indexと比較すると課題が見えてきます。
3年リターンでは22.70%と良好な成績を示していますが、1年リターンは9.91%とやや物足りない結果となっています。長期的な視点で見ると、ベンチマークとの比較では課題も見えてきます。
特に注目すべきは分配金の健全性です。
過去の実績を見ると、分配金の一部が元本取り崩し(特別分配金)となっている期間があるため、見かけの利回りに惑わされないよう注意が必要です。
元本を削らずに安定配当を求めるなら、事業融資で年利12%固定のハイクアインターナショナルという選択肢もあります。
インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(毎月決算型)の実績
為替ヘッジありの毎月決算型は、円安の恩恵を受けられなかったため苦戦しています。
5年リターンは年率9.47%と、ヘッジなしの半分以下という厳しい結果になりました。
項目 | 為替ヘッジあり | 為替ヘッジなし |
---|---|---|
基準価額 | 13,367円 | 9,103円 |
分配金(毎月) | 40円 | 150円 |
5年リターン | +9.47% | +19.21% |
シャープレシオ(5年) | 0.6 | 1.07 |
過去5年で約42%も円安が進んだことを考えると、為替ヘッジの判断が裏目に出た形です。
ヘッジコストも年0.5~5%程度かかるため、今後も厳しい運用が予想されます。
インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(年1回決算型)の実績
年1回決算型は分配金を出さない分、複利効果を最大限に活かせるタイプです。
基準価額は22,000円台まで上昇しており、設定来で2倍以上になっています。
- 1年リターン:+15.12%
- 3年リターン(年率):+23.17%
- 5年リターン(年率):+19.45%
- 分配金健全度:100%(分配金なしのため)
純粋な運用成績で見ると、毎月決算型とほぼ同じ水準です。
しかし、ベンチマークを下回っている点は変わらず、アクティブ運用の意味が問われる結果となっています。
同じ長期投資なら、2024年に年利リターン+25.07%の実績を残している「アクション」の方が魅力的かもしれません。詳しくは代替投資先の一覧をご覧ください。
インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(年1回決算型)の実績
為替ヘッジありの年1回決算型も、やはり為替の影響で苦戦しています。
基準価額は14,342円で、5年リターンは年率9.56%にとどまりました。
2018年の設定以来、一度も分配金を出していません。
長期的な成長を重視する投資家向けですが、現状では「世界のベストはやめとけ」と言われても仕方ない成績です。
インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(奇数月決算型)の実績
2023年9月に設定された新しいシリーズで、奇数月に60円の分配金を出しています。
運用期間が短いため長期的な評価は難しいですが、1年リターンは+14.89%と好調です。
ただし、純資産額は約51億円とまだ少なく、安定した運用ができるか注視が必要でしょう。
インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(奇数月決算型)の実績
最も新しく、最も規模の小さいシリーズです。
純資産額はわずか6,200万円で、運用の安定性に疑問符がつくレベルです。
奇数月に30円の分配金を出していますが、今後の動向は不透明です。
現時点では「世界のベストはやめとけ」という意見に反論する材料は見当たりません。
世界のベストはやめとけという声は本当?投資価値を総合評価
これまで見てきた実績データから、世界のベストの投資価値を総合的に評価してみましょう。
結論から言えば、「世界のベストはやめとけ」という意見には一定の根拠があると言わざるを得ません。
インベスコ世界厳選株式オープンの危険度チェックリスト
投資の危険度を客観的に評価するため、主要な指標をチェックリストで検証しました。
チェック項目 | 評価 | 危険度 | 詳細 |
---|---|---|---|
元本保全性 | × | 高 | 特別分配金により元本が減少中 |
手数料の妥当性 | × | 高 | 年1.903%は同種ファンドの約2倍 |
運用成績 | △ | 中 | ベンチマークを下回る |
分配金の持続性 | × | 高 | 基準価額下落で将来の減配リスク大 |
透明性 | ○ | 低 | 月次レポートで情報開示 |
流動性 | ○ | 低 | 純資産2兆円超で売買は問題なし |
6項目中4項目で危険信号が出ています。特に元本保全性と分配金の持続性に重大な問題があり、「危ない」という評価は的を射ていると言えるでしょう。
ベンチマークとの比較で見る運用の問題点
最大の問題点は、アクティブファンドでありながらベンチマークを下回っている点です。
比較項目 | 世界のベスト (年1回決算型) | MSCI World Index | 差 |
---|---|---|---|
過去1年 | +15.12% | +16.3% | -1.18% |
過去3年 (年率) | +23.17% | +19.5% | +3.67% |
過去5年 (年率) | +19.45% | +22.6% | -3.15% |
年率1.903%という高い信託報酬を払っているにもかかわらず、5年間でインデックスに負けているのは致命的です。
仮に1,000万円を5年間運用した場合、信託報酬だけで約95万円も支払うことになります。
それだけのコストをかけて、インデックスファンドより低いリターンしか得られないのでは、アクティブ運用の意味がありません。
毎月決算型の構造的な問題
人気の毎月決算型には別の問題もあります。
- 分配金の約22.5%が元本取り崩し(特別分配金)
- 毎月分配により複利効果を得られない
- 基準価額が8,000円台まで下落
- 将来的な分配金減額のリスク
それでも世界のベストが向いている投資家とは
ただし、すべての投資家にとって「世界のベストはやめとけ」というわけではありません。
毎月の安定した収入を重視する高齢者や、為替リスクを抑えたい保守的な投資家には一定の価値があるでしょう。
しかし、長期的な資産形成を目指す現役世代には不向きと言えます。
世界のベストへの投資を検討している方は、高い手数料に見合わない運用成績という現実を直視した上で、慎重に判断することをおすすめします。
「世界のベストはやめとけ」という結論に至った方は、以下をご検討ください。
- ハイクアインターナショナル
年利12%固定・手数料完全無料 - アクション
2024年度年利+25.07%の圧倒的実績
いずれも成功報酬制で、運用成果を上げなければ手数料が発生しない投資家本位の仕組みです。詳細は「代替投資先の一覧」から確認してみてください。
2025年の市場環境と世界のベストの今後の見通し
2025年の投資環境は、トランプ政権の政策や地政学リスクにより大きく変化する可能性があります。
世界のベストの運用責任者スティーブン・アネス氏は、「関税政策による株式市場の下落は、割安に放置されている優良企業を発掘できる良い機会」と前向きに捉えています。
2025年の主要リスク要因
- 米国関税政策:日本に25%、カナダ・メキシコにも25%の関税を示唆
- 日米金利差縮小:円高進行による為替ヘッジなしタイプへの影響
- 変動性の高い相場:配当重視戦略の重要性が増加
- 地政学リスク:ウクライナ情勢、中東情勢の不安定化
特に為替ヘッジなしタイプは、円高局面で大きな影響を受ける可能性があるため、今後の為替動向を注視する必要があります。
運用チームの対応戦略
運用チームは市場の変動性が高まる中で、以下の戦略を重視しています。
- 「配当」要素の重視:安定したインカム収益の確保
- 機動的なポートフォリオ変更:市場環境に応じた柔軟な銘柄入れ替え
- 全天候型運用の継続:特定テーマに偏らない分散投資
しかし、これらの戦略が高い信託報酬(年率1.903%)に見合った成果を上げられるかは、今後の実績を見極める必要があるでしょう。
不安定な市場環境だからこそ、固定年利12%の「ハイクアインターナショナル」のような安定運用や、下落相場でも利益を狙える「アクション」などのファンドが注目されています。詳しくは代替投資先の一覧をご覧ください。
手数料以上のリターンを狙うなら「プライベートデット」「ヘッジファンド」
「世界のベストはやめとけ」という結論に至った方へ、年利12%以上の確実なリターンを狙える代替投資先をご紹介します。
世界のベストの最大の問題は、年1.903%の高い手数料を取りながらベンチマークを下回る運用成績です。これに対し、成功報酬制で投資家本位の運用を行うファンドが注目を集めています。
運用先 | 期待利回り | 手数料 | 最低投資額 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
世界のベスト | 年率9.91% | 年率1.903% | 100円~ | 毎月分配 |
ハイクア | 年率12%(固定) | なし | 500万円~ | 四半期配当 |
アクション | 年率25.07% (2024年実績) | 成功報酬のみ | 500万円~ | 絶対収益追求 |
この比較表を見れば一目瞭然。世界のベストより高いリターンを、より低いコストで実現できるのが、これらの代替投資先です。
- 投資家本位の報酬体系
成功報酬制で利益が出なければ手数料なし - 圧倒的な実績
世界のベストの1.2~2.5倍のリターン - 透明性の高い運用
投資先や運用状況を詳細に開示 - 相場に左右されない安定性
事業融資やアクティビスト戦略で独自の収益源
それでは、各ファンドの詳細を見ていきましょう。
1位:ハイクアインターナショナル – 年利12%固定の安定運用
ハイクアインターナショナルは、ベトナムで急成長中の日本製品専門小売チェーン「SAKUKO Vietnam」への事業融資により、年利12%の固定配当を実現するプライベートデットファンドです。
世界のベストのように相場変動に左右されることなく、契約時点で年12%の配当を約束。実店舗ビジネスの安定収益が、確実な配当を支えています。
500万円投資で年間60万円の安定配当を実現
ハイクアインターナショナルの最大の魅力は、毎年確実に12%の配当を受け取れることです。
年数 | 年間配当額 | 累計配当額 |
---|---|---|
1年後 | 60万円 | 60万円 |
3年後 | 60万円 | 180万円 |
5年後 | 60万円 | 300万円 |
10年後 | 60万円 | 600万円 |
このように、元本500万円はそのまま維持しながら、毎年60万円(3ヶ月毎に15万円)の配当を受け取れます。老後の年金の補完として活用している投資家も多数います。
- 退職金の運用先を探している60代
年金の補完として月5万円の配当を活用 - 子育て世代の40代
教育費の足しに年60万円の配当を充当 - 相続対策を考える50代
毎年安定した配当で生前贈与の原資に
なぜ安定した12%配当が可能なのか?
ハイクアインターナショナルは、ベトナムで複数の事業を展開するSAKUKO Vietnam(日本製品専門の小売チェーン)への融資で収益を獲得しています。
実店舗からの安定収益が配当の源泉となっており、世界のベストのような相場変動の影響を受けにくい仕組みを構築しています。
事業部門 | 展開規模 | 月間売上高 |
---|---|---|
SAKUKO STORE | 35店舗 | 約1.5億円 |
BEARD PAPA | 11店舗 | 約5,000万円 |
SAKURA HOTEL | 2店舗 | 約3,000万円 |
グループ合計年商 | 25億円 |
SAKUKO Vietnamは、グループ全体で25億円の売上を達成しており、2026年にはベトナムUPCoM市場への上場申請中です。上場が実現すれば、さらなる事業拡大と配当の安定性向上が期待できます。
世界のベストとハイクアの手数料負担を比較
世界のベストとハイクアの最大の違いは手数料の有無です。この差が長期運用でどれだけ影響するか見てみましょう。
比較項目 | 世界のベスト | ハイクア |
---|---|---|
信託報酬 | 年1.903% | 0% |
500万円運用時 年間手数料 | 約9.5万円 | 0円 |
10年間の 手数料総額 | 約95万円 | 0円 |
実質的な 年間リターン | 約8% (10%-1.9%) | 12% (手数料なし) |
世界のベストでは、10年間で約95万円が手数料として消える計算です。これは投資元本の約19%に相当し、決して無視できない金額です。
一方、ハイクアは手数料が完全無料なので、配当12%がそのまま投資家の利益になります。
ハイクアインターナショナルの3つの強み
- 固定12%配当
年4回(3月・6月・9月・12月)各3%ずつ確実に配当 - 手数料なし
購入時・運用時・解約時すべて手数料0円 - 透明性の高い運用
融資先の事業内容や業績を詳細に開示 - ロックアップなし
必要に応じていつでも解約可能な柔軟性
世界のベストは年1.903%の信託報酬が恒常的にかかる一方、ハイクアは手数料完全無料で年12%固定配当。どちらが投資家本位かは明らかです。
最低投資額は500万円からですが、確実な配当収入を求める方にとって、これ以上ない選択肢といえるでしょう。まずは無料の個別相談で、詳しい事業内容や配当の仕組みを確認してみてください。
\無料の資料請求のみもOK/
ハイクアインターナショナルについてより詳しく知りたいという方は、以下の記事をご覧ください。

2位:アクション – 年利25.07%の圧倒的実績

アクション合同会社は、日本株への集中投資とアクティビスト戦略で2024年度に年利25.07%という驚異的な実績を記録したヘッジファンドです。
代表の古橋弘光氏は、トレイダーズホールディングス株式会社の元取締役で、30年以上金融業界に携わってきた経験豊富な人物。世界のベストの年利9.91%と比較すると、約2.5倍のリターンを実現しています。
500万円投資で年間125万円の高リターンを狙う
アクションの実績ベースで計算すると、500万円の投資で年間125万円の利益が期待できます。
年数 | 年間運用益 | 累計運用益 |
---|---|---|
1年後 | 125万円 | 125万円 |
2年後 | 125万円 | 250万円 |
4年後 | 125万円 | 500万円 |
5年後 | 125万円 | 625万円 |
わずか4年で投資元本を回収できる計算です。世界のベストなら同じ成果を得るのに10年以上かかります。
相場下落時でもプラス運用を実現する理由
アクションの強みは、どんな相場環境でも利益を追求する多角的な投資戦略にあります。
- 4月以降、月次マイナスなし
- 8月の日経平均12%下落時も+2.3%
- 最大月間リターン:+4.8%
- 年間トータル:+25.07%
世界のベストが市場の動きに連動して下落する中、アクションは独自の戦略で相場下落をチャンスに変える運用を実現しています。
アクティビスト戦略で企業価値を向上
アクションは単に株を保有するだけでなく、企業との対話を通じて積極的に企業価値を高める「アクティビスト戦略」を採用しています。
1. 割安株の発掘
市場に見過ごされている優良企業を徹底分析
2. 経営陣との建設的対話
自社株買いや配当増額の提案で株主価値向上
3. 株主提案の実施
必要に応じて株主総会で積極的な提案
4. 企業価値向上の実現
提案が実現し株価上昇→高リターン獲得
この戦略により、市場平均を大きく上回る年利25%超のリターンを実現しています。
4つの収益源で安定した高リターンを実現
アクションは株式投資以外にも複数の収益源を持ち、リスク分散を図っています。
収益源 | 戦略内容 | 特徴 |
---|---|---|
日本株投資 | 割安株への集中投資 | メイン収益源 |
事業投資 | 実業への直接投資 | 安定収益 |
ファクタリング | 短期高利回り運用 | 確実な利益 |
Web3事業 | 次世代技術投資 | 将来性重視 |
世界のベストが株式一本に依存する中、アクションは多角的な収益源で安定性と高収益を両立しています。
世界のベストとアクションの実績比較
実際の運用成績を比較すると、その差は歴然としています。
比較項目 | 世界のベスト | アクション |
---|---|---|
2024年実績 | +9.91% | +25.07% |
手数料体系 | 固定1.903% | 成功報酬のみ |
下落相場対応 | 連動して下落 | プラス運用可能 |
500万円投資の 年間利益 | 約50万円 | 約125万円 |
元本回収期間 | 10年以上 | 約4年 |
アクションは世界のベストの2.5倍以上のリターンを実現。しかも固定手数料なしで、利益が出た時のみ成功報酬という投資家本位の仕組みです。
アクションが向いている投資家像
- 世界のベストの利回りでは物足りない方
年10%未満ではなく、20%以上のリターンを狙いたい - 相場下落時も利益を狙いたい方
市場に左右されない安定運用を求める - 成功報酬型を好む方
固定手数料ではなく、成果に応じた報酬体系を評価 - 透明性を重視する方
月次レポートで運用状況を確認したい
最低投資額は500万円から。高リターンには相応のリスクも伴いますが、プロの運用で世界のベストを大きく上回る成果を狙えます。
まずは無料の個別面談で、詳しい運用戦略やリスク管理体制を確認することをおすすめします。
\新進気鋭のヘッジファンド/
アクションについてより詳しく知りたいという方は、以下の記事をご覧ください。

投資額別シミュレーション比較
実際の投資額で比較すると、代替投資先の優位性がより明確になります。
投資額 | 世界のベスト (5年後) | ハイクア (5年後) | アクション (5年後※) |
---|---|---|---|
500万円 | 約740万円 | 約880万円 | 約1,525万円 |
1000万円 | 約1,480万円 | 約1,760万円 | 約3,050万円 |
2000万円 | 約2,960万円 | 約3,520万円 | 約6,100万円 |
この差額を見れば、「世界のベストはやめとけ」と言われる理由が明確に理解できるでしょう。
よくある質問
世界のベストに関して、読者の方からよく寄せられる質問をまとめました。
投資判断の参考にしてください。
- インベスコ世界厳選株式オープンはNISA口座での投資は可能ですか?
- インベスコ世界厳選株式オープン(世界のベスト)を購入するのにおすすめの証券会社を教えてください。
- インベスコ世界厳選株式オープンの購入方法について教えてください。
- インベスコ世界厳選株式オープンの今後の運用見通しはどうなっていますか?
まとめ
「世界のベストはやめとけ」という評判を検証した結果、年率1.903%の高い信託報酬に見合わない運用成績という問題が明らかになりました。
ベンチマークを下回る実績では、アクティブファンドとしての存在意義が問われます。特に毎月決算型は元本取り崩しが約22.5%を占め、長期資産形成には不向きです。
手数料に見合ったリターンを求めるなら、以下の代替投資先を検討してみてください:
- 安定重視:ハイクアインターナショナル(年利12%固定・手数料なし)
- 高リターン狙い:アクション(年利25.07%実績)
いずれも成功報酬制で、運用成果を上げなければ手数料が発生しない投資家本位の仕組みです。
まずは無料の資料請求で詳細を確認し、手数料に見合った確実なリターンを得られる運用先を選びましょう。
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