「老後の年金だけでは不安」「給与以外の安定した収入源が欲しい」そう考えている方も多いでしょう。
資産運用で得られる利益には、売買差益(キャピタルゲイン)と定期収入(インカムゲイン)の2種類があります。
長期に渡って安定したリターンを得たいなら、インカムゲインがおすすめです。
しかし、「どの投資商品を選べばいいかわからない」「高配当銘柄の見極め方が知りたい」と悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、インカムゲインの基礎知識からおすすめの投資商品7選、日本の高配当銘柄5選まで解説します。
自分に合ったインカムゲイン投資の方法が見つかり、長期的な資産形成の第一歩を踏み出せるので、ぜひ最後までご覧ください。
そもそもインカムゲインとは?基礎知識を解説
投資で得られる利益には、大きく分けて「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」の2種類があります。
安定した収入を得たい方にとって、インカムゲインは非常に重要な概念です。
ここでは、インカムゲインの基本的な仕組みやキャピタルゲインとの違いについて詳しく解説します。
インカムゲイン(資産保有による利益)の定義と具体例
インカムゲインとは、資産を保有することで定期的に得られる収益のことを指します。
資産を売却せずに保有し続けるだけで、継続的に収入が入ってくる点が最大の特徴です。
インカムゲインの代表的な例としては、以下のようなものがあります。
| 投資方法 | インカムゲインの内容 |
|---|---|
| 株式投資 | 企業の業績に応じて年1〜2回支払われる配当金 |
| 債券投資 | 保有期間中に定期的に受け取れる利息(クーポン) |
| 不動産投資 | 入居者から毎月支払われる家賃収入 |
| 投資信託 | 運用益の一部から支払われる分配金 |
| J-REIT | 保有する不動産の賃料収入から支払われる分配金 |
| 預金 | 銀行に預けることで得られる利息 |
たとえば、配当利回り4%の株式を100万円分保有していれば、年間4万円の配当金を受け取れる計算です。
また、月額10万円の家賃収入がある不動産を所有していれば、年間120万円のインカムゲインを得られます。
このように、インカムゲインは予測可能なキャッシュフローを生み出すため、老後の生活資金や副収入として活用しやすい点が魅力です。
長期的な資産形成を目指す方、定期的な収入源を確保したい方にとって、インカムゲイン投資は有効な選択肢といえるでしょう。
インカムゲインとキャピタルゲイン(売買差益)の違い
キャピタルゲインとは、資産の売買による差益のことを指します。
購入時よりも高い価格で売却することで利益を得る投資手法で、株価の値上がりや不動産価格の上昇によって収益を狙います。
インカムゲインとキャピタルゲインの主な違いは、次の通りです。
| 項目 | インカムゲイン | キャピタルゲイン |
|---|---|---|
| 収益の発生 | 資産を保有している間 | 資産を売却したとき |
| 収益の頻度 | 定期的(年1〜2回、毎月など) | 売却時の1回のみ |
| 収益の安定性 | 比較的安定している | 市場環境により大きく変動 |
| リスク | 低〜中 | 中〜高 |
| 期待リターン | 年3〜10%程度 | 数十%〜数倍も可能 |
| 課税 | 配当所得税20.315% | 譲渡所得税20.315% |
| 向いている人 | 安定収入を重視する人 | 大きな利益を狙いたい人 |
インカムゲインは、資産を保有し続けることで継続的に収益を得られるため、日々の値動きに一喜一憂する必要がありません。
インカムゲインは老後の年金補填や副収入を求める人、長期的な資産形成を目指す人におすすめです。
一方、キャピタルゲインは売却タイミングを見極める必要があり、短期間で大きな利益を狙える反面、損失が出るリスクも高くなります。
キャピタルゲインは積極的にリスクを取って資産を大きく増やしたい人や市場分析や売買タイミングの判断が得意な人に適しているといえるでしょう。
どちらか一方に偏るのではなく、インカムゲインで安定収入を確保しつつ、一部の資金でキャピタルゲインを狙うといったバランスの取れた投資戦略も有効です。
自分のリスク許容度や投資目的に合わせて、最適な投資スタイルを確立しましょう。
インカムゲインのメリット
インカムゲイン投資には、キャピタルゲイン投資とは異なるメリットがあります。
ここでは、インカムゲイン投資の主な4つのメリットについて詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
持続的な安定収入が得られる
インカムゲイン投資の最大のメリットは、資産を保有し続けることで定期的に収入が入ってくる点です。
配当金は年1〜2回、不動産の家賃収入なら毎月といったように、予測可能なキャッシュフローが得られます。
たとえば、配当利回り4%の株式を1,000万円分保有していれば、年間40万円の配当金を受け取れる計算です。
月額家賃10万円のワンルームマンションを所有していれば、年間120万円の家賃収入が見込めます。
このような定期収入は、生活費の補填や教育資金の準備、再投資に活用できるため、計画的な資産形成が可能です。
インカムゲインの仕組みは、給与以外の収入源を確保したい方や老後の年金を補完したい方にとって有効な選択肢といえるでしょう。
市場の変動に一喜一憂しにくい
インカムゲイン投資では、株価の短期的な値動きに左右されず、定期収入に焦点を当てます。
そのため、日々の株価チェックや売買タイミングの判断といった精神的な負担から解放される点がメリットです。
キャピタルゲイン狙いの投資では、株価の上下に伴う心理的ストレスが常につきまといます。
一方、インカムゲイン投資なら、株価が一時的に下落しても配当金が継続的に入ってくる限り、慌てて売却する必要はありません。
たとえば、配当利回り5%の株式を保有している場合、株価が変動しても年間の配当収入は安定して得られます。
忙しいビジネスパーソンや投資初心者にとって、日々のチャートを気にせずに済むインカムゲイン投資は取り組みやすい投資手法です。
配当株投資でも株価変動が気になる方には、株式市場の影響を一切受けず、年利12%の固定リターンを目指すプライベートデットファンドがより適しているかもしれません。
資金の再投資(複利効果)が容易
インカムゲインで得られた配当金や分配金を再投資することで、複利効果により資産を加速的に増やすことが可能です。
複利とは「利息が利息を生む」仕組みのことで、長期投資において非常に強力な効果を発揮します。
元本1,000万円を単利、複利で運用した場合の違いを比較してみましょう。
年利はどちらも5%でシミュレーションします。
| 運用方法 | 10年後 | 20年後 | 30年後 |
|---|---|---|---|
| 単利運用 (年5%) | 1,500万円 | 2,000万円 | 2,500万円 |
| 複利運用 (年5%) | 約1,629万円 | 約2,653万円 | 約4,322万円 |
| 差額 | +約129万円 | +約653万円 | +約1,822万円 |
単利と複利の違いだけで、30年後には約1,822万円もの差が生まれるように、複利効果は時間をかけるほど威力が増すことがわかります。
配当金を受け取ったら消費せずに再投資することで、雪だるま式に資産を増やせる点がインカムゲイン投資の魅力です。
損失するリスクが比較的少ない
インカムゲイン投資では、資産を売却しない限り元本は保有し続けられるため、実質的な損失が確定しにくい特徴があります。
株価が一時的に下落しても、配当金や家賃収入が継続的に得られる限り、トータルでマイナスになる可能性は低いでしょう。
たとえば、100万円で購入した株式の株価が80万円に下落しても、毎年4万円の配当を受け取り続ければ、5年で20万円の配当収入を得られるので損はしません。
ただし、企業の業績悪化による減配や無配、不動産の空室リスクなどにより、インカムゲイン自体が減少するリスクはあります。
リスクを抑えるには、複数の銘柄や資産に分散投資することが重要です。
インカムゲインのデメリット
インカムゲイン投資には多くのメリットがある一方で、いくつかの注意すべきデメリットも存在します。
ここでは、インカムゲイン投資の主な3つのデメリットについて詳しく解説するので、投資を始める前にチェックしておきましょう。
配当金や家賃収入には都度課税される
配当金や家賃収入などのインカムゲインは、受け取るたびに約20.315%(所得税15.315%+住民税5%)の税金が課されます。
キャピタルゲインは売却時に一度だけ課税されるのに対し、インカムゲインは毎回課税されるため、長期保有すればするほど税負担が積み重なる点がデメリットです。
たとえば、年間100万円の配当金を受け取る場合、約20万円が税金として差し引かれ、手元には約80万円しか残りません。
この税負担を軽減するには、NISA口座の活用が有効です。
NISA口座で保有する株式やETFの配当金は非課税となるため、受け取った配当を丸々再投資に回せます。
インカムゲイン投資を始める際は、非課税で運用できるNISA口座を優先しましょう。
短期間で大きなリターンは得にくい
インカムゲインの利回りは年3〜5%程度が一般的なので、短期間で資産を倍増させるような爆発的な成長は期待できません。
たとえば、1,000万円を年利5%で運用した場合、1年後は1,050万円、2年後は約1,103万円と、穏やかに資産が増えていくイメージです。
一方、キャピタルゲイン狙いの成長株投資であれば、1年で株価を2倍にすることも夢ではありません。
ただし、成長株投資の場合、失敗すれば短期間で資産が半減するリスクもあります。
インカムゲインはハイリスクハイリターンな投資よりも、安定した収入を得ながらコツコツと資産を積み上げたい方に向いている投資手法です。
ただし、一般的なインカムゲインの利回り3〜5%では物足りないと感じる方には、年利12%の固定リターンを目指すプライベートデットファンドという選択肢もあります。
投資対象によっては手間やコストがかかる
インカムゲイン投資の中には、手間やコストがかかるものもあります。
そのため、思ったより手取りが少ないと感じたり、手間によるストレスを感じたりする可能性があります。
特に不動産投資は、管理の手間やコストが大きくなりがちです。
不動産投資で発生する主な手間とコストを把握しておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 物件管理 | ・入居者対応 ・クレーム処理 ・契約更新 など |
| 修繕対応 | 設備の故障や経年劣化への対応 |
| 空室対策 | 入居者募集、広告費用の負担 |
| 管理費用 | 管理会社への委託費用 (家賃の5〜10%程度) |
| 修繕積立金 | 将来の大規模修繕に備えた積立 |
管理会社に委託すれば手間は軽減されますが、月々の管理費用が発生します。
一方、株式やREIT、ETFなどは保有しているだけで配当や分配金が得られるため、実務的な負担はほとんどありません。
インカムゲイン投資を始める際は、自分のライフスタイルや時間的余裕を考慮して、適切な投資対象を選ぶことが大切です。
インカムゲインが得られるおすすめ投資商品7選
インカムゲインを得られる投資商品には、リスクやリターンに応じて多種多様な選択肢があります。
ここでは、インカムゲインが得られるおすすめ投資商品についてわかりやすく解説。
定期的な収入を得たい方や安定した資産形成を目指す方は、ぜひ参考にしてください。
不動産投資

| 預け先 | 不動産会社・仲介会社 |
|---|---|
| 最低投資額 | 数百万円~ (物件価格の2〜3割) |
| 期待利回り | 3~6%程度 |
| 収益の種類 | 家賃収入(インカム) |
| リスク | 空室・修繕・価格下落 |
不動産投資は物件を購入し、毎月の家賃収入を得る投資手法です。
入居者が住み続ける限り、長期にわたって安定したキャッシュフローを確保できます。
不動産投資の主な特徴は、次の通りです。
- 毎月安定した家賃収入を得られる
- 管理会社への委託で手間を軽減できる
- 売却時にキャピタルゲインも狙える
- 団体信用生命保険で万一の備えになる
- インフレに強い実物資産
不動産投資は入居者さえ確保できれば、株式市場の変動に左右されずに収入を得られる点が大きなメリットです。
また、物件の価値が上昇した際には売却益も期待できるため、インカムゲインとキャピタルゲインの両方を狙えます。
ただし、空室が発生すると家賃収入がゼロになる可能性があり、修繕費や管理費などのランニングコストに対する考慮も必要です。
長期的な視点で安定収入を得たい方やまとまった資金を持つ方は、検討してみてはいかがでしょうか。
高配当株投資
| 預け先 | 証券会社 |
|---|---|
| 最低投資額 | 約10万円〜 (銘柄により大きく異なる) |
| 期待利回り | 3~8%程度 |
| 収益の種類 | 配当金 |
| リスク | 株価変動・減配リスク |
高配当株投資は、配当利回りの高い企業の株式を保有し、年1〜2回の配当金を受け取る投資方法です。
銘柄によっては年3〜8%程度の配当利回りが期待できます。
高配当株投資の主な特徴は、次の通りです。
- 年1〜2回の配当金を受け取れる
- 株主優待を受け取れる銘柄もある
- 少額から投資を始められる
- NISA口座で非課税運用が可能
- 複数銘柄への分散投資がしやすい
高配当株は少額から投資できるため、投資初心者でも始めやすい点がメリットです。
配当金は企業の業績に応じて支払われるため、業績が安定している大手企業の株式を選ぶことで、継続的な収入が期待できます。
一方で、業績悪化により減配や無配になるリスクもあるため、複数の銘柄に分散投資することが重要です。
定期的な配当収入を得ながら資産形成を進めたい方に適した投資手法といえるでしょう。
債券投資

| 預け先 | 証券会社・銀行 |
|---|---|
| 最低投資額 | 数万円~ |
| 期待利回り | 1~4%程度 |
| 収益の種類 | 利息(クーポン) |
| リスク | 金利変動・信用リスク |
債券投資は、国や企業が発行する債券を購入し、定期的に利息(クーポン)を受け取る投資方法です。
満期まで保有すれば元本が償還されるため、比較的安全性の高い投資先として知られています。
債券投資の主な特徴は、次の通りです。
- 定期的に利息(クーポン)を受け取れる
- 満期まで保有すれば元本が償還される
- 個人向け国債は元本保証がある
- 株式より価格変動が小さい
- ポートフォリオの安定性を高められる
債券投資は株式と比較してリスクが低く、決まったタイミングで利息収入を得られるため、インカムゲイン投資に適しています。
特に個人向け国債は元本保証があり、安全性を重視する方にとって魅力的な選択肢です。
ただし、期待リターンは低めに設定されているため、大きな収益を狙う場合には物足りなさを感じるかもしれません。
安定した収入を確保しながらリスクを抑えたい方、ポートフォリオの一部として組み入れたい方におすすめです。
債券投資よりも高い利回りを求めつつ、株価変動リスクを避けたい方は、年利12%を目指すプライベートデットファンドという選択肢もあります。
個人向け国債のシミュレーションなど、詳しくは下記の記事も参考にしてください。
インフラファンド
| 預け先 | 証券会社 |
|---|---|
| 最低投資額 | 数万円~ |
| 期待利回り | 4~6%程度 |
| 収益の種類 | 分配金(太陽光・再エネ) |
| リスク | 天候・設備故障・政策変更 |
インフラファンドは、太陽光発電や再生可能エネルギー施設などのインフラ資産に投資し、売電収入を原資とした分配金を受け取る投資信託です。
証券取引所に上場しており、株式のように売買できます。
インフラファンドの主な特徴は、次の通りです。
- 年2回の分配金を受け取れる
- 固定価格買取制度で収益が安定
- 証券取引所で売買できる
- 再生可能エネルギーに投資できる
- 比較的高い分配金利回りが期待できる
インフラファンドは固定価格買取制度(FIT)により、長期的に安定した売電収入が見込めます。
分配金利回りが比較的高く、少額から投資できることから初心者でも始めやすいといえるでしょう。
ただし、設備の老朽化や政策変更により収益が変動する可能性もあるため、投資前に十分な情報収集が必要です。
環境に配慮しながら安定収入を得たい場合や分散投資の一環として考えている場合は検討してみてはいかがでしょうか。
J-REIT(上場不動産投資信託)
| 預け先 | 証券会社 |
|---|---|
| 最低投資額 | 1万円前後〜 |
| 期待利回り | 3〜5%程度 |
| 収益の種類 | 分配金 |
| リスク | 不動産市況・金利上昇 |
J-REITは、投資家から集めた資金でオフィスビルや商業施設などの不動産を購入・運用し、その賃料収入を分配金として投資家に還元する仕組みです。
証券取引所に上場しているため、株式と同様に売買できます。
J-REITの主な特徴は、次の通りです。
- 年2回の分配金を受け取れる
- 少額から不動産投資ができる
- 物件管理の手間が一切かからない
- 複数の不動産に分散投資される
- 利益の90%以上が分配される仕組み
J-REITは現物不動産投資と異なり、少額から投資できるうえ、物件管理の手間がかからない点が大きなメリットです。
複数の物件に分散投資されているため、空室リスクも軽減されます。
法律により利益の90%以上を分配することが義務付けられているため、比較的高い分配金利回りが期待できる点も魅力です。
不動産投資に興味があるものの、大きな資金や管理の手間をかけたくない方におすすめの投資手法といえます。
J-REITに興味を持たれた人は、下記記事にてリスクや注意点を事前に確認しておきましょう。
ETF(上場投資信託)

| 預け先 | 証券会社 |
|---|---|
| 最低投資額 | 数千円〜数万円 |
| 期待利回り | 2〜4%程度 (高配当ETFは3〜5%) |
| 収益の種類 | 分配金 |
| リスク | 市場変動リスク |
ETF(上場投資信託)は、証券取引所に上場している株価指数や債券指数などに連動する投資信託です。
1つのETFで複数の銘柄に分散投資できるため、リスクを抑えながら運用できます。
ETFの主な特徴は、次の通りです。
- 定期的に分配金を受け取れる
- 1つの銘柄で幅広く分散投資できる
- 株式のようにリアルタイムで売買可能
- 通常の投資信託より信託報酬が低い
- 高配当株やREITに特化した商品もある
ETFは指数に連動するため、個別株のように銘柄選びに悩む必要がなく、投資初心者でも取り組みやすい商品です。
高配当株ETFやREIT ETFなど、インカムゲインに特化した商品も多数用意されています。
通常の投資信託と比べて信託報酬が低く、コストを抑えながら分散投資できる点も魅力といえるでしょう。
少額から分散投資を始めたい方、運用コストを抑えながら定期収入を得たい方におすすめです。
プライベートデットファンド

| 預け先 | 運用会社・販売取扱業者 |
|---|---|
| 最低投資額 | 500万〜1,000万円 |
| 期待利回り | 5〜8%程度 |
| 収益の種類 | 利息収入 |
| リスク | 信用リスク・低流動性 |
プライベートデットファンドは、投資家から集めた資金を事業会社に融資し、その貸付利息を配当金として分配するファンドです。
株式市場の変動に左右されにくく、比較的安定したインカムゲインが得られます。
プライベートデットファンドの主な特徴は、次の通りです。
- 固定利回りで定期的な配当を受け取れる
- 株式市場の変動に左右されにくい
- 事業会社への融資が収益源
- 年利5〜8%前後の高リターンが期待できる
- プロのファンドマネージャーが運用
プライベートデットファンドは年利10%近いリターンが期待できるため、まとまった資金を持つ投資家にとって魅力的な選択肢です。
事業融資という性質上、融資先企業の信用力が重要になるため、実績のある運用会社を選ぶことがポイントになります。
株式市場の急落時でも比較的安定した収益を確保できる点は、インカムゲイン投資として大きなメリットといえるでしょう。
高利回りの安定収入を求める方、ある程度まとまった資金を運用したい方は、検討してみてはいかがでしょうか。
より具体的に、年利12%の固定リターンを目指すプライベートデットファンドについて知りたい方は、後述の章で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
日本のおすすめ高配当銘柄5選
インカムゲイン投資を実践する上で、どの銘柄を選ぶかは重要なポイントです。
ここでは、配当利回りが高く、安定した配当実績を持つ日本の個別株5銘柄を紹介します。
インカムゲインを重視した投資を始めたい方は、ぜひ参考にしてください。
商船三井
| ティッカー | 商船三井(9104) |
|---|---|
| 業種 | 海運業 |
| 事業内容 | 海上輸送、物流、エネルギー関連事業 |
| 配当利回り | 4.37% |
| 配当性向 | 30.3% |
商船三井は、海上輸送・物流・エネルギー関連事業を展開する大手海運会社です。
鉄鉱石や石炭といった資源輸送から、自動車船やコンテナ船の運航まで、多彩な分野でサービスを提供しています。
商船三井がインカムゲイン投資におすすめな理由は、次の通りです。
- 配当利回り4.37%と高水準
- 配当性向30.3%で適切な水準を維持
- 2026年3月期の予想配当は200円
- 年2回(中間・期末)の配当金を受け取れる
- 客船「にっぽん丸」のクルーズ優待券がもらえる
商船三井は2025年3月期に360円の配当を実施しており、株主還元を重視した経営方針を掲げています。
2026年3月期は200円の予想配当となっていますが、これは2025年3月期が海運市況の好調により特別に高水準だったためです。
200円でも配当性向30%台を維持しており、持続可能な水準といえます。
配当性向30%台を維持しながら、業績に応じた適切な配当を行っている点は評価すべきでしょう。
注意点としては、海運業は市況の影響を受けやすく、業績が変動しやすい業種である点です。
コンテナ運賃や燃料価格の変動により、配当金額が変わる可能性がある点は理解しておきましょう。
安定配当を重視しながらも、海運市況の好調さを活かした配当収入を得たい方におすすめの銘柄です。
日本郵船
| ティッカー | 日本郵船(9101) |
|---|---|
| 業種 | 海運業 |
| 事業内容 | 定期船、不定期船、物流・エネルギー輸送 |
| 配当利回り | 4.55% |
| 配当性向 | 30.4% |
日本郵船は、定期船・不定期船の運航や物流・エネルギー輸送を手掛けるグローバル総合物流企業です。
海運だけでなく、陸運・空運にもまたがる幅広い事業を展開しています。
日本郵船がインカムゲイン投資におすすめな理由は、次の通りです。
- 配当利回り4.55%と高水準
- 配当性向30.4%で株主還元を重視
- 2026年3月期の予想配当は225円
- 年2回(中間・期末)の配当金を受け取れる
- 豪華客船「飛鳥」のクルーズ優待券がもらえる
日本郵船は2025年3月期に325円の配当を実施し、配当性向30%を目安とした株主還元を行っています。
海運以外の事業にも幅広く投資しているため、海運需要の波に左右されにくい体質を持つ点が強みです。
ただし、海運業特有の市況変動リスクがある点は注意しましょう。
世界経済の動向や原油価格、為替相場の影響を受けやすいため、配当金額が変動する可能性があります。
日本郵船は、海運大手の安定感を活かしながら高配当を得たい方におすすめの銘柄です。
アステラス製薬
| ティッカー | アステラス製薬(4503) |
|---|---|
| 業種 | 医薬品 |
| 事業内容 | 医療用医薬品の研究・開発・販売 |
| 配当利回り | 3.80% |
| 配当性向 | 261.1% |
アステラス製薬は、医療用医薬品の研究・開発・販売を手掛ける国内大手の製薬会社です。
がん治療薬や泌尿器科領域の医薬品に強みを持ち、グローバルに事業を展開しています。
アステラス製薬がインカムゲイン投資におすすめな理由は、次の通りです。
- 配当利回り3.80%と安定的
- 2026年3月期の予想配当は78円
- 医薬品業界の安定性が高い
- 年2回(中間・期末)の配当金を受け取れる
- ディフェンシブ銘柄として景気に左右されにくい
アステラス製薬は2025年3月期に74円の配当を実施しており、着実な配当を継続中です。
医薬品という景気の影響を受けにくい事業を展開しているため、安定した収益基盤を持っています。
ただし、配当性向が261.1%と非常に高い点は注意しておきましょう。
これは一時的な業績悪化により当期純利益が減少したためですが、今後業績が回復すれば配当性向は適正水準に戻る見込みです。
景気変動に左右されにくいディフェンシブ銘柄として、ポートフォリオに組み入れたい方におすすめといえます。
川崎汽船
| ティッカー | 川崎汽船(9107) |
|---|---|
| 業種 | 海運業 |
| 事業内容 | コンテナ船、自動車船、資源輸送 |
| 配当利回り | 5.59% |
| 配当性向 | 21.7% |
川崎汽船は、コンテナ船・自動車船・資源輸送を手掛ける大手海運会社です。
特に自動車専用船や液化天然ガス(LNG)船の運航に強みを持っています。
川崎汽船がインカムゲイン投資におすすめな理由は、次の通りです。
- 配当利回り5.59%と非常に高水準
- 配当性向21.7%と余裕のある水準
- 2026年3月期の予想配当は120円
- 年2回(中間・期末)の配当金を受け取れる
- 自動車専用船やLNG船など長期契約による安定収入がある
川崎汽船は2025年3月期に100円の配当を実施し、2026年3月期は120円への増配を予定しています。
配当性向も21.7%と低めであることから、今後さらなる増配余地が期待できるでしょう。
注意点としては、他の海運株と同様に市況変動の影響を受けやすい点です。
コンテナ運賃や自動車輸送の需要変動により、業績が大きく変わる可能性があります。
川崎汽船は高配当を求めつつ、海運市況の好調さを享受したい方に適した銘柄です。
神戸製鋼所
| ティッカー | 神戸製鋼所(5406) |
|---|---|
| 業種 | 鉄鋼 |
| 事業内容 | 鉄鋼、アルミ、機械、電力事業 |
| 配当利回り | 3.89% |
| 配当性向 | 32.8% |
神戸製鋼所は、鉄鋼・アルミ・機械・電力事業を展開する総合素材メーカーです。
自動車や建設、産業機械向けの鉄鋼製品を中心に、幅広い事業ポートフォリオを持っています。
神戸製鋼所がインカムゲイン投資におすすめな理由は、次の通りです。
- 配当利回り3.89%と高水準
- 配当性向32.8%で適切な水準を維持
- 2026年3月期の予想配当は80円
- 年2回(中間・期末)の配当金を受け取れる
- 多角的な事業展開でリスク分散されている
神戸製鋼所は2025年3月期に100円の配当を実施しました。
2026年3月期は80円の予想配当となっていますが、これは業績見通しに基づいた適切な水準調整といえます。
配当性向32.8%を維持しており、利益に見合った持続可能な配当政策を継続中です。
鉄鋼だけでなく、電力事業や機械事業など複数の収益源を持つため、特定事業の不振による影響を受けにくい体質を持っています。
注意点としては、鉄鋼業界全体が景気敏感セクターである点です。
建設需要や自動車生産の動向により、業績が変動する可能性があります。
また、原材料価格の変動も収益に影響を与えるため、これらのリスクは理解しておきましょう。
神戸製鋼所は、素材セクターからの配当収入を得たい方や分散投資の一環として組み入れたい方におすすめの銘柄です。
高配当株投資には減配リスクや銘柄選定の難しさもあります。投資前に押さえておくべきポイントは、以下の記事をご覧ください。
固定利回り12%のインカムゲインがある投資商品
インカムゲイン投資には様々な選択肢がありますが、より高い利回りを求める方には、プライベートデットファンドという選択肢があります。
ここでは、年利12%という高水準の固定リターンを目指す「ハイクア・インターナショナル」について詳しく解説します。
一般的な高配当株投資や債券投資よりも高い利回りを実現しながら、市場変動の影響を受けにくい安定性を兼ね備えた投資商品です。
ハイクア・インターナショナル|プライベートデットファンド

| 運用会社 | 合同会社 ハイクア・インターナショナル |
|---|---|
| 設立 | 2023年 |
| 本社所在地 | 日本(大阪) |
| 主な投資対象 | SAKUKO VIETNAM (ベトナム企業) |
| 主な投資戦略 | 事業融資 |
| 年間期待利回り | 年利12% |
| 最低投資金額 | 500万円 |
| 運用の相談 | 資料請求・面談 |
| 公式サイト | ハイクア・インターナショナル |
ハイクア・インターナショナルは、ベトナムの成長企業「SAKUKO Vietnam」への事業融資により、年利12%の固定リターンを目標とする安定性重視のプライベートデットファンドです。
株式投資と異なり市場変動に左右されにくい収益構造を実現しており、500万円という比較的参入しやすい金額から始められる点も魅力となっています。
年利12%固定の高利回り
ハイクアの最大の特徴は、年利12%という高水準の固定リターンを目指している点です。
高配当株投資の年利3~5%や債券投資の年利1~4%と比較すると、圧倒的に高い利回りを実現しています。しかも株式市場の値動きに左右されない安定した収益構造を持つため、長期的な資産形成に適しています。
配当株投資のように株価変動を気にする必要がなく、企業が売上を出せば利息が得られるため、リターンまでの過程がシンプルで直接的です。インカムゲイン投資の中でも特に安定性が高い仕組みといえます。
市場の値動きに一喜一憂する必要がなく、3ヶ月ごとに3%ずつ、年4回の分配金が支払われる定期的なキャッシュフローも大きなメリットとなっています。
- 市場変動に左右されない
株価暴落時でも安定した利回りを確保 - 株価変動リスクがない
事業融資型なので株式市場の影響を受けない - 定期的なキャッシュフロー
3ヶ月ごとに3%ずつ、年4回の分配金 - シンプルな収益構造
企業の売上から直接利息を得る仕組み - 高い透明性と信頼性
投資先の事業内容が明確で追跡可能 - 最低投資額500万円から
ポートフォリオに組み込みやすい金額設定
代表者が情報開示に積極的で、出資前に無料面談が可能、出資後も事業報告会があるなど透明性も高い運営体制となっています。
投資判断に必要な情報がしっかりと提供される環境は、投資家にとって大きな安心材料といえるでしょう。
ベトナム市場の成長性
ハイクアが投資対象とするベトナムは、アジアの中でも特に高い成長率を誇る新興国です。
年間5〜6%の経済成長を継続しており、若い労働力と政治的安定性が経済発展を後押ししています。
投資先の「SAKUKO Vietnam」は、ベトナム国内で確固たる事業基盤を築いており、この成長市場の恩恵を直接受けられる環境にあります。
国内の高配当株やJ-REITが中心のインカムゲインポートフォリオに、ベトナムのような成長市場への投資を加えることは、地域分散とリターン向上の両面から有効な戦略です。
- 高い経済成長率
年間5〜6%の安定した成長を継続中 - 若く活力ある労働力
平均年齢約32歳、人口約1億人の内需拡大の潜在力 - 製造業の集積地
「世界の工場」として外資企業の進出が活発化
国内の高配当株やJ-REIT、債券投資だけでなく、成長市場への分散投資を検討している方にとって、ハイクアは魅力的な選択肢となるでしょう。
インカムゲイン投資では、国内株式や債券だけでなく、成長市場への分散投資を検討することも重要な戦略です。
特に、配当株投資で年利3〜5%程度を確保している方や、J-REITで年利4〜5%程度の分配金を得ている方が、さらに高い利回りと地域分散を目指す場合、ハイクア・インターナショナルのような年利12%固定を目標とするプライベートデットファンドをポートフォリオに組み込むことは、リスク分散とリターン向上の観点からも有効な戦略といえます。
従来のインカムゲイン投資に加えて、新興国市場への投資を組み合わせることで、より安定的かつ効率的な資産形成が期待できるでしょう。
まずは無料の資料請求で詳細な投資条件をご確認ください。年利12%の安定した固定リターンを実現する投資モデルの仕組みや、ベトナム市場の成長性について詳しく知ることができます。
ハイクアインターナショナルについて、詳しくは下記の記事も参考にしてください。
インカムゲイン投資を成功させるための重要ポイント
ここでは、インカムゲイン投資を成功に導くための3つの重要ポイントについて解説します。
失敗して損をしたくない方は、ぜひ参考にしてください。
長期投資の目線で考える
インカムゲイン投資は、10年、20年といった長期スパンで資産を育てる投資手法です。
短期的な株価の変動に一喜一憂せず、配当金や分配金が継続的に得られていれば、保有し続けることでリターンが増え続けます。
株価が一時的に下落しても、企業の業績が安定していて配当が維持されていれば、慌てて売却する必要はありません。
たとえば、リーマンショック時に優良企業の株式を保有し続けた投資家は、その後の株価回復により配当収入と値上がり益の両方を得られました。
また、複利効果を最大化するためには、受け取った配当金を再投資して長期保有することが鍵となります。
時間を味方につけることで、雪だるま式に資産を増やせる点がインカムゲイン投資の魅力です。
短期的な利益ではなく、10年後、20年後の安定した収入源を育てる意識で取り組みましょう。
配当・分配金の原資が適切か分析する
配当金や分配金が企業の利益や安定したキャッシュフローから適切に支払われているか確認することは、重要なポイントです。
配当性向や財務状況を分析せずに高配当だけで銘柄を選ぶと、減配や無配のリスクに直面する可能性があります。
配当の健全性をチェックする際の主なポイントは、次の通りです。
| チェック項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| 配当性向 | 100%を超えていないか(利益以上に配当を出していないか) |
| 収益力 | 営業利益やフリーキャッシュフローが安定して黒字か |
| 配当実績 | 過去5〜10年間にわたり配当が安定しているか |
| 財務体質 | 有利子負債が過剰でなく、自己資本比率が適正か |
| 配当の質 | タコ足配当(元本を取り崩して配当)になっていないか |
特に配当性向が100%を超えている場合や、利益が出ていないのに配当を出している場合は要注意です。
このような企業は、将来的に減配や無配に転じるリスクが高く、持続可能な配当とはいえません。
元本を取り崩して配当を出すタコ足配当は、一時的に高配当に見えても、長期的には資産価値を減らすリスクがあります。
配当利回りの高さだけでなく、その配当が健全な利益から支払われているかを必ず確認しましょう。
配当の健全性分析に不安を感じる方には、融資先企業の事業内容が明確で、固定利回り12%の安定したインカムゲインが得られるプライベートデットファンドという選択肢もあります。
出口戦略も同時に考える
インカムゲインを得ることだけでなく、最終的にどのタイミングで資産を現金化するか、または次世代に引き継ぐかといった出口戦略も重要です。
投資の目的によって、適切な出口戦略は異なります。
たとえば、リタイアメント後の生活資金として活用する場合は、退職時に一部を売却して現金化。
残りは配当収入を得ながら保有し続けるという戦略が考えられます。
相続を見据えている場合は、相続税の負担を考慮した資産配分や不動産と金融資産のバランスを調整することが重要です。
また、保有銘柄の業績が悪化して減配リスクが高まった場合は、早めに売却して他の優良銘柄に乗り換えることも検討しましょう。
インカムゲイン投資は「買ったら放置」ではなく、定期的に保有資産を見直しながら、最終的なゴールに向けて調整していくことが成功の秘訣です。
まとめ
本記事では、インカムゲインの基礎知識から具体的な投資商品、成功のポイントまで解説しました。
インカムゲインとは、資産を保有することで定期的に得られる収益のことで、株式の配当金、債券の利息、不動産の家賃収入などが代表例です。
持続的な安定収入が得られる、市場の変動に一喜一憂しにくいといったメリットがある一方、都度課税される、短期間で大きなリターンは得にくいといったデメリットもあります。
おすすめの投資商品として、不動産投資、高配当株投資、債券投資、インフラファンド、J-REIT、ETF、プライベートデットファンドの7つを紹介しました。
より高い利回りを求める方には、年利12%の固定配当を実現するハイクアインターナショナルも選択肢の一つです。
安定したインカムゲインを得ながら、長期的な資産形成を目指しましょう。




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